すぐできるSEO内部対策の基本!やるべきことを紹介!
✔ 内部対策の必要性
✔ 具体的な内部対策方法
WEBサイトを運営するうえで、欠かせないのがSEOの知識です。
大きくわけて”内部対策”と”外部対策”、コンテンツSEOに分けて考えられることが多いです。
今回はサイト内部を改善していくことで着実に成果が出る”SEO内部対策”について解説します。
「検索上位表示のためにSEO内部対策をとりいれたい…」
「SEO内部対策と外部対策ってなにが違うのかわからない」
「SEO内部対策の具体的な方法が知りたい」
SEO内部対策を最適化することで、WEBサイトの内部から質を高めてGoogleから高評価を得るとても重要な内容です。
それでは、「SEO内部対策とは、具体的な対策方法」を紹介していきましょう。
SEO内部対策とは?
サイトの内部構造を、読者がわかりやすい内容にすることでGoogleからの評価をあげるのがSEO内部対策となります。
具体的な対策内容として「クローラー対策」「インデックス対策」「アルゴリズム対策」となります。
SEO内部対策をすることで、上記の3つを補うことが可能です。
また、各項目に細分化された対策方法があり、適切に設定していくことで検索上位表示を獲得できます。
チェック項目が多く、大変そうに感じるかもしれませんがコツコツと積み上げていくことでGoogleからの評価があがります。
ぜひこの機会に内部対策をおこなっていきましょう。
SEO内部対策の重要性
内容はある程度理解できたけど、重要性が曖昧な方もいらっしゃると思います。
SEO内部対策がなぜ必要で、どのような重要性があるのかを解説していきましょう。
内部対策はSEOにおいて本当に必要?
内部対策は「ユーザビリティ」や「クローラビリティ」を向上させる役割があり、大切な施策となります。
例えば、「サイト内を回遊しやすくする」「クローラーにサイトを認識してもらいやすくする」等、様々な対策があり、課題に応じて適切な対策方法があります。
内部対策をしっかりとおこない、さらに外部対策を強化することで上位表示を目指せます。
まずは、適切な知識のもとSEO内部対策をすることでサイトの評価アップに繋がっていくでしょう。
ユーザーファーストが検索上位表示に繋がる
SEOの内部対策はユーザーファーストの観点から施策を講じていくことでGoogleからの評価に繋がります。
参考:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
上記のように、Googleはユーザーファーストを公言しています。
ユーザーが読みやすく、求めている情報を提供することがSEO内部対策の第一歩と言っていいほど重要です。
他のSEO対策に良い影響がでる
SEO内部対策を徹底的におこなうことで、他のSEO対策に良い影響がでます。
たとえば「コンテンツSEO」は、読者に向けて質の良い情報提供の積み重ねをすることで、Googleからの評価があがりSEO対策になります。
上記でも記載した通り、内部対策は”読者が求めている情報をわかりやすく提供すること”が重要となってくるので、コンテンツSEOの下地になり良い影響を与えるかもしれません。
ユーザーを第一に考えたWEBサイトを作成することによって、いろいろなメリットがでてくることは間違いないです。
クローラー対策方法
内部対策でかかせないのが「クローラー対策」
クローラーとは、インターネット上に所在しているWEBサイトを巡回して、サイト情報を集めるための巡回ロボットです。
クローラーがサイトを認識してくれないと、検索結果に表示されなくなってしまいます。
そのため、巡回をして適切に認識してもらうためにSEO内部対策がとても重要。
それでは、クローラーに巡回に来てもらう為の対策を紹介していきましょう。
構造化データで検索エンジンにコンテンツの内容を伝える
構造化データとは、HTMLにマークアップする専用のコードで、Webサイトの内容を検索エンジンにより分かりやすく伝えるために実装するできる仕組みのことです。
構造化データのマークアップを実装することで、検索エンジンにページやコンテンツの内容を正しく伝えることができるほか、検索結果にリッチリザルトを表示させることができます。
例えば、下記図のように「UNIQLO オンライン」と検索すると赤枠のようにECサイトのカテゴリページが検索結果に表示されます。構造化データのマークアップを実装すると下記のようにリッチリザルトが表示され、検索エンジンだけでなく、ユーザーもサイト内容を理解しやすくなります。
上記のようにサイト内の構造が分かりやすく検索エンジンに表示されるとユーザーがサイト構造を理解できて、目的のページへ誘導しやすくなりますよね。それと検索エンジンの専有面積も大きくなるので、ユーザーの視認率向上にも繋がります。
URLの最適化を検討しよう
WEBサイト構築にかかせないURLですが、シンプルでわかりやすくすることでクローラーの読み取りが良くなることがわかっています。
URLを複雑なものにせずサイト内の情報をより多く認知してもらうことが大切です。
また、記事の内容が同じにもかかわらずURLが違うと、「コンテンツの重複」と判断されGoogleからのペナルティの対象となり検索順位の降下に繋がるので注意しましょう。
また、Googleサーチコンソールを使用して「URL検査」をおこなうことで、クロールに巡回してもらう要請をすることができます。
パンくずリストの設置
サイトを訪れたユーザーが現在どのページを閲覧しているか即座に把握できる「パンくずリスト」。
パンくずリストを正確に設置することによって、クローラー対策にもなり、ユーザーファーストにもなるのでクリック率向上にも繋がります。
上記の画像でもわかるように、メリットが多くあるので1つずつ説明していきましょう。
パンくずリストの最適化については下記記事でも紹介しています。
クローラーがサイト内のページを多く読み取ってくれる
クローラーはサイト内外に貼り付けてあるリンクを経由して巡回します。
パンくずリストのリンクをたどって、より多くのページ読み取りが可能です。
正確な情報をクローラーに読み取ってもらうことで、SEO内部対策に大きく影響するでしょう。
クローラーが巡回しやすくなる
パンくずリストのリンクを経由することで、クローラーがサイトの構造を理解しやすくなります。
構造を理解すると、サイト内の巡回がスムーズになり質の良いページのインデックス化に繋がるのでとても重要です。
パンくずリスト設置でより多くの情報を読み取ってもらいましょう。
読者がどのページをたどってきたか、わかりやすくなる
ユーザーがサイトを閲覧していて、即座に自分が見ているページがわかると便利ですよね。
また、パンくずリストを見て「次このページに行ってみよう」という判断材料が増えるので、クリック率向上にも繋がります。
パンくずリストを設置して、ユーザーファーストなサイトにすることでSEO効果も期待できるでしょう。
上記の点から、パンくずリストはSEO内部対策にもなり、ユーザーファーストにもなるので設置して損ありません。
これから設置するかたは、ぜひご活用くださいね。
内部リンクを増やす
内部リンクの最適化方法について下記記事で紹介しています。
クローラーはリンクを経由してクローリングするため、サイト内にリンクを貼ることは必須となります。
内部リンクをWEBサイト内に多く設置することでクローリング対策に効果は高いです。
だからといって、関連性のないリンクをやみくもに貼るのは逆効果なので注意。
内部リンクするページ内容に関連度の高い記事のリンクを貼ることで、ユーザーの関連する他のトピックを知りたいというニーズに先回りして対応ができるので、Googleからの評価があがります。
内部リンクを設置することは、ユーザーが他のトピックを知りたいと思ったときにページ離脱し、また検索するといったことを抑制にも繋げられます。
検索回数の少ないスモールキーワードでページ作成を重ねていき、関連度の高い内部リンクを繋げていくことで最終的にビックキーワードの上位表示対策に繋げられます。
また、質の高い(訪問者がより良い情報を得られる)関連記事リンクを貼ることにより、リンクを貼った相手へSEO効果がでることをリンクジュースとよびます。
ユーザビリティを向上させ被リンクを増やしていくこともSEO対策として重要です。
XMLサイトマップ作成
XMLサイトマップを作成して、Googleサーチコンソールでサイトマップを送信することでクローラーに巡回(クローリング)してもらいやすくなります。
XMLサイトマップとは、WEBサイト内のページ情報や、コンテンツなどをまとめたものです。
サイトマップをGoogleに送信して、優先的に巡回してほしいURLを伝えることでインデックス対策にも期待ができるでしょう。
また、サイト内に貼るリンクが少ない場合は、クローラーが巡回にきてくれない可能性もでてきます。
XMLサイトマップを作成して送信することでクローラー対策の強化になるのでSEO対策をするうえで必要不可欠です。
robot.txt(ロボッツ・テキスト)で巡回拒否
ロボッツ・テキストとは、簡単に説明すると「クローラーの巡回を拒否する」ファイルです。
巡回してほしくない(未完成・重要ではない)ページがある場合に、クローラーを制御できます。
SEO対策が必要ではない(上位表示しなくてもいい)ページは、クローラーに巡回してもらう意味がありません。
そのページを巡回しない代わりに、重要な(上位表示したい)ページを優先的にクローリングすることが大切です。
またSEO対策をしていると”クロールバジェット”という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
クロールバジェットとは、クローリングできる上限があることを表している言葉で「バジェットが低いと十分にクローリングしてもらえない」などと使われるようです。
ただし、実際にはGoogle公式で「クロールバジェットという言葉は存在しない」と発言されているうえに、サイト内に数千のコンテンツがない限りはクロール上限は気にしなくていいといわれています。
クロールバジェットを気にしないにしても、質の良いページをクローリングしてもらうことがSEO対策をしていくうえで重要。
クローリングを制御したいページがあれば、ロボッツ・テキストの使用を検討しましょう。
リダイレクト設定も忘れずに
WEBサイトリニューアルやサイト再設計時など、WEBサイトを長期的に運用しているとURL変更のタイミングが訪れます。旧ページURLから新ページURLへの移行が発生する場合にはリダイレクト設定で新ページへユーザーを遷移させることができます。
例えば、旧URLをユーザーがブックマーク登録している場合や旧URLの評価が高く検索上位表示されている場合にユーザーが旧URLアクセスしてしまうと「404 Not Found」が表示されて目的のコンテンツにたどり着けなくなり、離脱されてしまう要因になります。
このようなことを防ぐために旧URLから新URLへ一定期間はリダイレクト設定し、ユーザーを新しいURLへ誘導する必要があります。また、リダイレクト設定した場合の検索エンジンからの評価ですが、新URLへ評価を引き継ぐことができますので、ご安心ください。
リダイレクト設定の詳細については下記記事でも紹介しています。
ページネーションで読みやすさ向上
ページエネーションとは、WEBサイト内の1ページの情報量が多くなりすぎてしまった際に、ページ内の情報を複数のページにわけることです。
ページネーションすることで、得られるメリットが多くあります。
ページネーションしても直接的にSEO対策にはなりませんが、ユーザーファーストを考慮するとページネーションはやっておいて損はないでしょう。
エラーページ対応
エラーページとは、存在しないページに到達したときに表示される画面のことを指します。
「404エラー」や「お探しのページは見つかりません」などと表示されて、がっかりした経験があるかたは多いのではないでしょうか?
自分が検索したサイトでエラーページが表示されてしまうと、サイトに対する信用が落ちて離脱に繋がってしまいます。
エラーページの表示方法にこだわることで、離脱率が下がることもあります。
たとえば、「任天堂株式会社」ではエラーページが表示されると、マリオが現れてホームページのトップへ戻るよう促すボタンが出現します。
画像出典元:任天堂様公式サイト
このようにエラーページでも、ユーザーを楽しませる工夫をすることでユーザービリティ(使いやすさ)に直結するでしょう。
インデックス対策方法
SEO内部対策を実施するうえで、必要不可欠となってくるのが「インデックス対策」
インデックスとは、クローラーが巡回して集めてきた情報をユーザーへ適切に表示するため、内容を整理してデータベースに登録することを指します。
インデックスしてもらえないと、WEBサイトは検索結果に表示してもらえなくなってしまいます。
検索上位表示を目指すために、インデックスを正しく活用していきましょう。
タイトルタグ
WEBサイト内の各ページに設定できる「タイトルタグ」
タイトルとサイト内容が一致することで、クローラーが情報を読み取りやすくなります。
タイトルタグをつけることによって、ユーザーが欲しい情報が掲載されているかの判断基準となりSEO対策するうえで重要です。
タイトルタグ内にSEO対策キーワードを入れ込むことで、Googleからの評価があがり上位表示に繋がることがわかっています。
また、PCとモバイル両方からのアクセスを考慮して35文字ほどのタイトルにすることで、タイトルが見切れることなくクリック率の向上になるでしょう。
サイト内容がパっと見でわかりやすく、ユーザーが目を引くタイトルをつけることが大切です。
タイトルタグ作成方法について下記記事で紹介しています。
ディスクリプション設定
ディスクリプションとは、検索結果画面のタイトルの下に表示される概要欄のことを指します。
検索上位表示には直接的には影響しませんが、サイト内の詳細を簡潔に提示することでユーザーの目を惹きクリック率向上に繋がります。
また、ディスクリプションは自分で設定しないとGoogleが本文から抜き出して作成してしまい、わかりにくい文章になる可能性もあるので注意しましょう。
画像の代替テキストを活用
クローラーが認識できるのは、あくまでもテキスト(文字)です。
画像や動画の内容までは読み取れないので、代替(Alt)テキストを活用してクローラーに情報を回収してもらうことが重要となります。
また、代替(Alt)テキストを設置することでユーザーが画像検索した際に表示されるので、WEBサイトへの流入も期待できるでしょう。
直接的なSEO対策効果はありませんが、ユーザビリティへの影響は大きくなります。
SEOに強い見出しの作成
わかりやすい見出しを作成することで、クローラーにとっても理解しやすく巡回がスムーズになりインデックス対策に繋がります。
「hタグ」にキーワードを入れ込むことが、SEO内部対策において重要となります。
タイトル→ディスクリプション→hタグの順で、クローラーは巡回しキーワードの関連性を認識します。
しかし、過度なキーワード挿入は、Googleのペナルティによって検索結果の圏外に飛ばされる可能性がありますのでSEOだけを意識したタグ設定は避けましょう。
アルゴリズム対策
検索上位表示のランクづけをするのが「Googleアルゴリズム」の役割。
日々アップデートが繰り返されていて、サイトの評価が落ちると検索順位にまで影響するのでSEO対策において重要です。
モバイルファースト(MFI)
モバイル版(スマホ)からの検索が主流となり、スマホから見やすいサイトを作成することを「モバイルファースト」といいます。
モバイル版でも見やすい画面表示に設定されていると検索順位があがりやすく、逆にモバイル版に対応していないサイトは検索順位が落ちる可能性もあります。
モバイルファーストを意識してサイト作成をおこなうことで、ユーザビリティの向上に繋がりSEO対策としても効果は高いでしょう。
これからの時代、スマホユーザーに視点をおいたサイト作成をおこなうことで検索上位表示に繋がってくるでしょう。
サイト表示スピード
サイトの表示スピードが遅くなればなるほど、ユーザーの離脱率が高くなることが下記データからも分かります。
画像出典元:モバイルページ速度に関する新しい業界ベンチマーク
読み込み時間ごとの離脱率はこちらです。
- 1~3秒の場合、離脱率は32%
- 1~5秒の場合は90%
- 1~6秒の場合は106%
- 1~10秒の場合は123%
読み込み時間が3秒未満であっても3割以上のユーザーが離脱していることがわかります。
表示スピードによる離脱を防ぐためには、2.5秒以内のサイト表示スピードが目標となってくるでしょう。
下記記事でもサイト表示スピードの具体的な改善方法やコアウェブバイタルについて紹介しています。
ユーザビリティを向上させる
最終的に、Googleが重要視しているのは「ユーザビリティ(使いやすさ)」です。
ユーザーファーストを第一に考え、読者目線でサイト作成をおこなうことがSEO内部対策に直結してくると言えるでしょう。
ユーザーが検索したキーワードから「どのような悩み」「何が知りたいのか」「わかりやすい質のいい文章」を心がけることによりGoogleからの評価があがります。
ユーザー目線にたった、充実したコンテンツ作りを心がけましょう。
SEO内部対策はいつやるか
基本的には「SEO運用開始前」に実施するSEO内部対策ですが、運用中でも変更が必要となることが多くあります。
例として、「タイトル」「ディスクリプション」「hタグキーワード」などGoogleアルゴリズムが日々アップデートしていることもあり、サイト運営側も常に気にかけておくことが重要です。
また、「SEO内部対策」は運用中さらに対策を練り上げることで、質の良いコンテンツを日々積み上げていくことができます。
SEO対策を一度実施したからといって、そのままにするのではなく常日頃からユーザーが求めている情報を正確に提供できるサイトを作り上げていくことがGoogleからの高評価と繋がっていくでしょう。
さいごに
WEBサイトを運用するうえで、かかせないSEO内部対策。
今回は「SEO内部対策とは」から「具体的な実施方法」までをご紹介しました。
名称だけを聞くと、とても複雑に思えますが結局Googleからの高評価を得るためには「ユーザーファースト」を意識することが大切です。
ユーザー目線に立って、求めている情報を正確に提供することでSEO対策に繋がっていくでしょう。
質の高いWEBサイトを構築して、SEO内部対策を適切に実施すれば検索上位表示を目指すことができます。
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