パンくずリストによるSEO効果は?最適な設置方法と注意点を紹介!
✔ パンくずリストの必要性
✔ パンくずリストのSEO効果への期待
SEO対策をしている方のほとんどが、一度はパンくずリストという言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、実際にどのような効果があるのか、どのように設置すれば良いのかを把握していない方が多いのも事実です。
そこで、本記事ではパンくずリストのSEO効果や設置方法について詳しく解説します。
目次
パンくずリストのSEO効果
パンくずリストのSEO効果には、以下の3つがあります。
- ユーザービリティ向上
- クローラビリティ向上
- サイト離脱の抑制
どれもSEO効果として、とても大切です。
以下で、それぞれ詳しくみていきましょう。
ユーザービリティ向上
サイトにおけるユーザービリティとは、「使いやすさ」です。
つまりは、ユーザーにとってサイトが快適に使いやすいことが、ユーザービリティが高いと表現されます。
検索エンジンがページの評価をするさいの、基準の1つがユーザービリティです。
パンくずリストの設置で、ユーザーがサイトでの「居場所」と「構造」を把握しやすくなります。
パンくずリストがあれば、サイト全体の規模が多くて深い階層のページでも、視覚的にサイト内の居場所をユーザーに伝えられます。その結果として、ユーザービリティが高いと判断されるのです。
また、ユーザーがパンくずリストを辿ることで、サイト内を回遊しやすいため、ユーザービリティ向上につながります。
クローラビリティ向上
検索エンジンのクローラーは、パンくずリストをデータとして活用します。
Google公式の発表には、以下のように示されています。
Google 検索では、検索結果内のウェブページからの情報を分類する際に、ページの本文内のパンくずリスト マークアップを使用します。
https://developers.google.com/search/docs/advanced/structured-data/breadcrumb?hl=ja
つまり、パンくずリストを設置すれば、クローラーがサイト構造を簡単に理解でき、より早くインデックスが可能です。
パンくずリストの使用で、クローラビリティが向上するため、必要なツールだといえます。
サイト離脱の抑制
パンくずリストを設置することで、サイト離脱の抑制につながります。
ユーザーがサイトを離脱する原因として、「悩みが解決されない」があります。
しかし、パンくずリストを設置しておけば、同じカテゴリーの記事を簡単に探すことが可能です。
わざわざ他のサイトの記事を探すよりも、同じサイト内で悩みを解決できた方がユーザーが調べ直す手間が省けるため、ユーザービリティも向上します。
そのため、サイトからの離脱を抑制できます。
パンくずリスト設置のメリット
パンくずリストを設置するメリットは、以下の2つです。
- ページビューが増える
- 検索順位向上に寄与
パンくずリストの設置メリットは、ページ全体にも大きく影響します。
そのため、必ず設置しておくべきでしょう。
以下で、それぞれ詳しくみていきましょう。
ページビューが増える
パンくずリストを設置することで、ページビューが増えます。
なぜなら、サイト回遊を促進できるため、他ページの遷移が期待できるからです。
パンくずリストのような、ユーザーの意図に合わせた関連サービスやコンテンツへの導線があることで、サイト全体のページビューが増えます。
ちなみにページビューの確認をするのに良いツールは、以下の2つです。
- Googleアナティクス
- エイチレフス
サイト全体のページビューが上がることで、クローラーからの評価も上がります。
その結果、SEO対策としても有効だといえます。
検索順位向上に寄与
パンくずリストは、検索エンジンがSEOで重要視している内部リンク設置のひとつです。
内部リンクの設置には、検索エンジンのロボットであるクローラーがサイト内を巡回するための手助けをしてくれます。
また、クローラが良質なコンテンツの内部リンクを辿ることで、サイト全体の評価が上がります。
パンくずリストが直接的に、検索順位向上に関係するわけではありません。
しかし、パンくずリストを設置することで、クローラーがサイト内を回遊しやすくなり、クローラビリティ向上につながります。
そのため、パンくずリストを設置することで間接的に、検索順位に良い影響を与えるのです。
パンくずリスト設置時の注意点
パンくずリスト設置時の注意点は、以下の4つです。
- サイトに合わせたパンくずリストを設置
- スマホページにも設置
- ユーザビリティを損ねない箇所への設置
- 構造化データのマークアップ
パンくずリストを正しく設置できていないと、SEOの効果を最大限引き出すことができません。
それでは、以下で詳しくみていきましょう。
サイトに合わせたパンくずリストを設置
パンくずリストには、以下の3種類があります。
- 位置型
- 属性型
- パス型
サイトにあった型を選んで、パンくずリストを設置しましょう。
位置型
ユーザーに対して、ページがサイト全体のどの階層に位置してているかを示す一般的なパンくずリストです。
同じページであれば、同じパンくずリストが表示されます。
そのため、ページがどこの階層にあるのかをユーザが把握しやすいのです。
また、サイト全体の回遊率が上がるメリットがあります。
位置型は階層の多いサイトに向いているパンくずリストです。
属性型
属性型は、ユーザーの操作で変化し、検索フィルタの役割を持つパンくずリストです。
どこのカテゴリーされているかがわかるのが特徴だといえます。
ユーザーが自分にとって都合良く、複数のフィルタで検索をするECサイトなどで使用されることがほとんどです。
パス型
パス型は現在のページに、どこから行き着いたのかを示すパンくずリストです。
「どこから行き着いたか」を表しているため、検索方法によって表示されるパンくずリストが変わってきます。
ブラウザにある履歴や戻るボタンと同じ役割であるため、「履歴型のパンくずリスト」とも呼ばれます。最近ではほとんど見なくなったタイプです。
スマホページにも設置
パンくずリストは、スマホページにも設置しておきましょう。
googleは、モバイルファーストインデックスを重視しているため、設置をおすすめします。
しかし、PCと同じ表示でパンくずリストを使用すると、下層のページになった時に画面の3分の1以上が埋まってしまいます。
パンくずリストの途中の階層を省いたり、横スクロールで動かせるようにしたりと、表示を工夫しましょう。
現在では、ほとんどの方がスマホでWebサイトを閲覧するため、細かすぎるパンくずリストは返ってユーザーの満足度を下げてしまいます。
ユーザービリティを損ねない箇所へ設置
パンくずリストを設置する場所は、ページ上部が主流です。
しかし、必ずしもページ上部に設置しなくてもSEOへの影響はありません。
パンくずリストの設置には、ユーザービリティを損ねないことが大切です。
ただ、上部に設置すればユーザーが人目でわかるため、ほとんどのwebサイトでおすすめです。
構造化データのマークアップ
パンくずリストをより効果的にクローラーへ伝える方法は、構造化データのマークアップを行うことです。
マークアップによって、そのページがどのカテゴリーのコンテンツであるのかを把握しやすくなります。
構造化データとは、検索エンジンがコンテンツを把握しやすいように、テキストへマークアップを行い、検索結果にも表示されるものです。
パンくずリストの構造化データをマークアップするには、シンタックスと呼ばれる以下の3つから選びます。
- microdate
- RDFa
- JSON-LD
上記の3つは、Googleの公式が発表しているため、間違いありません。
パンくずリストの設置方法
ワードプレスでパンくずリストを設置する方法は、以下のプラグインを使用しましょう。
- Breadcrumb NavXT
- Yost SEO
- Flexy Breadcrumb
- WooCommerce Breadcrumb
主には上記4つのプラグインを使用して、パンくずリストを設置します。
もちろん、そのまま自作で入れることも可能です。
しかし、プラグインを導入した方が圧倒的に簡単で、早く設置ができます。
さいごに
パンくずリストを正しく設置することで、SEO対策に有効です。
パンくずリストの設置の仕方をしっかりと学び、それぞれのサイトにあった表示をしましょう。
また、パンくずリストは、自作よりもプラグインで導入するのがおすすめです。
パンくずリストの導入を検討している方やまだされていない方はぜひ、参考にされてください。