パンダアップデートとペンギンアップデートへの対策によるSEO効果を解説!
✔ パンダアップデートの対策方法
✔ ペンギンアップデートの対策方法
SEO対策で成果を出すためにはGoogleが過去実施したアップデートの経緯を理解することが大切です。理解せずにSEO対策を実施してしまうと、ドメイン自体がペナルティを受けてしまうこともあります。
過去弊社ではペナルティを受けた状態でご相談をいただいたこともございます。悪質な業者によりガイドラインに反する対策を長年講じた結果、アップデートによりペナルティを受けてしまい、多大な損害を被ったケースもありますので、十分に理解する必要があります。
今回は過去のGoogleアップデートの中から、パンダアップデートとペンギンアップデートの内容と、それぞれの具体的な対策方法を紹介します。
目次
パンダアップデートとペンギンアップデートの違い
パンダアップデートとペンギンアップデートは「コンテンツの質」と「コンテンツの被リンク対策」の2つに焦点をあてたアップデートを指します。
パンダアップデートは内容が薄いページや他サイトとほぼ同じようなページといったコンテンツの質が低いページを対象に実施されたアップデートです。
検索エンジンで評価されるコンテンツの作成方法は、以下の記事で紹介しています。
一方、ペンギンアップデートはリンクファームでの被リンク対策など、検索エンジンで上位に上げるためだけの対策をしているページを対象としたアップデートです。
作為的に低品質リンクだけで順位操作ができてしまわないように、Googleアルゴリズムで対策されています。
このように対象としているコンテンツがパンダアップデートとペンギンアップデートでは違います。
コンテンツと被リンクを良質なものにすることが求められているため、意識しながら作成することが大切です。
パンダアップデートの内容
ここからは、具体的なパンダアップデートの内容を紹介します。
パンダアップデートの対象となるWEBサイトの特徴や対策を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
導入背景
パンダアップデートが導入される以前は、コピペしただけの記事や他のサイトの二次情報だけを集めたコンテンツファームが横行していました。
これらのサイトが上位にあると、ユーザーが正しい情報を得ることができないとGoogleが判断し、それらのコンテンツの順位を下げるようにアップデートされました。
Googleのユーザーファーストの視点からアルゴリズムはできています。
パンダアップデートの内容
パンダアップデートとは、低品質なコンテンツの上位を下げ高品質のサイトの順位を伸ばすアルゴリズムアップデートです。
最初は英語圏で2011年に施行され、そのあと日本で2012年7月に施行されました。
低品質なコンテンツの指標として重複コンテンツやキーワードの乱用、検索意図を満たしていないなどがあります。
これらがあてはまるコンテンツは順位が下がる傾向にあるため、すぐにリライトしましょう。
パンダアップデートの対象となるWEBサイトの特徴
パンダアップデートの対象となるWEBサイトの特徴を具体的に紹介します。
・自動生成された無機質なページ
・無意味に対策キーワードの詰め込みがされたページ
・コピーコンテンツが多用されているページ
・広告リンクが多く視認性や操作性が低いページ
自動生成された無機質なページ
自発的に自動生成をした無機質なページはペナルティの対象となります。
無機質なページとは、ツールを利用し似たようなサイトから情報を抜き取り、文章を構築した人の手がかかっていないページを指します。
これらのページは内容がかみ合っておらず、ユーザーにとっても不必要なコンテンツです。
記事を増やすためだけに無機質なページを増やすのはやめましょう。
無意味に対策キーワードの詰め込みがされたページ
対策キーワードを乱用しているページも順位が下がる一つの要因です。
以前はSEO対策として狙っているキーワードを多用するとコンテンツが上位にくると知られていました。
しかしそのような内容では同じ文字が何度も出てきて非常に読みづらいため、キーワードが多用されているページはパンダアップデートのペナルティ対象になりました。
コピーコンテンツが多用されているページ
他のサイトの内容をそのまま記載したコピーコンテンツが多用されているページもパンダアップデートの対象内です。
他のサイトと同じ内容が表示されていたら、ユーザーは新たな情報を得ることができません。
そのため、コピーコンテンツは基本的にNGと考えてよいでしょう。
広告リンクが多く視認性や操作性が低いページ
アフィリエイトや広告のリンクが多く視認性が悪いページも評価が低いです。
ユーザーにとって広告が何度も表示されるのはストレスになってしまいます。
ユーザーが見やすいコンテンツにするのも、パンダアップデートの一つの目的です。
パンダアップデートの具体的な対策
パンダアップデートの具体的な対策は以下の3つです。
これらを行うことで、順位が伸びるでしょう。
・検索意図に応えられるコンテンツの作成
・読者の読みやすさを考慮したページ設計
・独自のコンテンツを入れる
検索意図に応えられるコンテンツ作成
ユーザーの検索意図に応えられるコンテンツ作成をこころがけましょう。
ユーザーのニーズを満たすことが大切です。
そのため、記事をみたときに問題をすべて解決できるように作成しましょう。
徹底的にユーザーファーストに取り組むとGoogleに評価されやすいです。
検索意図に応えられるコンテンツを作成するための一つの方法として、SEOキーワード選定があります。
SEOキーワード選定については以下の記事を参考にしてください。
読者の読みやすさを考慮したページ設計
ページ内容だけではなく、ページ設計までこだわりましょう。
ユーザーが見やすいページを作るのが大切です。
広告の配置やお問い合わせまでの導線、表示しているページの関連記事をわざわざ検索しなくても見られるように内部リンクで繋いでおくなど、ユーザーがストレスフリーなコンテンツを作成することでユーザーからの評価が上がります。
またわかりやすいコンテンツ設計はGoogleから分析しやすい品質の高いサイトと認識されるでしょう。
独自のコンテンツを入れる
他のサイトにはない独自のコンテンツを入れることを意識しましょう。
そこで意識すべきはGoogleの評価基準E-E-A-Tです。
経験、専門性、権威性、信頼性を表す言葉で、これらの要素が入っているコンテンツは独自コンテンツと呼べるでしょう。
読者が信頼をもてる一つの内容に特化した独自コンテンツを作成しましょう。
E-E-A-Tを意識して作成したページはGoogleにも評価されます。
ペンギンアップデートの内容
ペンギンアップデートの内容を紹介します。
ペンギンアップデートの導入背景についても理解しておくと、対策がスムーズに行えます。
導入背景
ペンギンアップデートが導入される前は、リンクの質よりもリンクの量で順位が決まると知れ渡っていたため、SEO対策として意味のないリンク相互をする手法が横行していました。
また被リンク以外にも、ブラックハットといったGoogleのガイドラインを守らずにSEOの順位を上げようという手法もありました。
その結果ユーザーファーストではない記事が検索上位になってしまうこともあったため、それらのSEO対策ができないように順位を下げるアップデートを行ったのです。
ペンギンアップデートの内容
ペンギンアップデートとは大量の被リンクやブラックハットといった、手段を選ばないSEO対策をしているページを取り締まるアップデートです。
2012年4月から実施されています。
不法な手法を使っているサイトについてペナルティを科し、サイトの削除や順位を下げるなどといったアルゴリズムに変更されています。
そのため良質な被リンクやGoogleのガイドラインに沿ったページを作成しましょう。
ペンギンアップデートで対象となるWEBサイトの特徴
ペンギンアップデートで対象となるWEBサイトの特徴は以下の2つです。
・大量のリンクファームから被リンクされている
・クローキングをしている
大量のリンクファームから被リンクされている
大量のリンクファームから被リンクされるとブラックハットとみなされます。
リンクファームとは、SEO対策として多くの他サイトと相互リンクをしているサイトのことを指します。
プログラムで作られたリンクファームもありますが、わざとリンクファームをしているサイトが多いのも事実です。
また、自社で生成した被リンク目的のサイトにリンクを設置したものもブラックハットの一部とされます。
リンクファームから被リンクされると、無意味なリンクが増えていき、適切な情報をユーザーに届けられないため順位が下がる傾向にあるでしょう。
クローキングをしている
Googleに認識させるためのクローラーに対して、異なる情報を読み込ませることをクローキングといいます。
代表的なクローキングの使用方法は、キーワード対策です。
多くのキーワードがページ内に入っていることがよいとされていたため、わざとキーワードが大量に入っているページをクローキングさせていました。
そしてクローリング対策で、読者から見えない隠しテキストを入れることも、頻繁に行われていました。
現在クローキングは、悪質な方法とされています。
ペンギンアップデートの具体的な対策
ペンギンアップデートによって検索順位を落とさないためには、対策が必要です。
しっかりと知っておきましょう。
ペンギンアップデートの具体的な対策は以下のとおりです。
・定期的に被リンクチェックを実施する
・被リンク獲得対策を実施する
・Google検索品質ガイドラインに合わせる
定期的に被リンクチェックを実施する
定期的に被リンクチェックをして、良質なリンクが貼られているのかを確認しましょう。
被リンクチェックを行わないと、悪質なサイトやリンクファームからのリンクに気づくことができません。
リンクのせいで順位が落ちていないか定期的にチェックしましょう。
また怪しいサイトからのリンクに気づいたら、リンク否認も行えます。
被リンク獲得対策を実施する
良質な被リンクを獲得するには、対策が必要です。
例えば以下の対策を行いましょう。
・ユーザーファーストなコンテンツを作成
・E-E-A-Tを意識
・SNSなどをつかって拡散する
ユーザーファーストな記事を作成すれば、おのずとSEO評価があがり、他のサイトから被リンクされやすいでしょう。
E-E-A-Tで専門的なコンテンツを扱えば、同じカテゴリのサイトから被リンクをもらいやすくなります。
またサイトを知ってもらうためにも、SNSでサイトをアピールしましょう。
しかし無闇にサイトを宣伝してしまうと、悪質なサイトから被リンクされかねないため、SNSをしっかり運用してからサイトをアピールするのがおすすめです。
これらの対策を行えば、良質な被リンクが獲得できるでしょう。
Google検索品質評価ガイドラインに合わせる
悪質な手法ではなく、Google検索品質評価ガイドラインに合わせた方法でSEO対策を行いましょう。
噂で広まったSEO対策ではなく、しっかりとGoogle公式の内容に沿った対策を行うことが大切です。
Googleガイドラインは不正に関することを細かく記載しているので、読むことでリスクを回避しましょう。
Googleガイドラインは以下のサイトから確認できます。
https://developers.google.com/search/docs/essentials/spam-policies?hl=ja
さいごに
今回はパンダアップデートとペンギンアップデートの対策によるSEOの効果を解説しました。
パンダアップデートとペンギンアップデートの内容を具体的に知ってから、紹介した対策方法を実施しましょう。
他の対策方法を知りたい方は、ぜひ弊社に一度お問い合わせください。