ECモール4つを徹底比較!初めて出店するならこのモールがおすすめ!
✅ 主要ECモールの特徴
✅ 初めての出店でおすすめのECモール
「ECモールに出店したい!」
「でもECモールごとの違いがはっきりわからない」
こんなお悩みはありませんか?
ECモールは選択肢も多く、費用もかかるため慎重になりますよね。
この記事ではECモールについて、比較表を用いて、メリットデメリットなどをお伝えします!
・ECモールの紹介
・各ECモールの市場規模
・開設におすすめのECモール
以上3点をメインにご紹介。
なお、本文内に出ている市場規模の金額は推定です。
日本のECモールとその市場規模
今回紹介するECモールは以下の4つです。
・楽天市場
・Amazon
・Yahoo!ショッピングショッピング
・au PAY マーケット
ECモール名称 | メリット | デメリット |
楽天 | ・高い集客力 ・定期的なイベント/セール開催 | ・出店費用が高い ・競合が多い |
Amazon | ・高い集客力 ・FBAという便利なツールがある | ・自社の認知にはつながりにくい |
Yahoo!ショッピング | ・低コストではじめられる ・外部リンクの設置 | ・競合が多い ・広告費がかかる |
au PAY マーケット | ・auユーザーを取り込める | ・集客力が弱い |
ECモールその① 楽天市場
楽天出店後のポイントを下記記事で紹介しています。
圧倒的な知名度を誇るECモールである楽天市場。
楽天市場の流通総額は、2020年で4兆4,510億円ほどです。(楽天トラベルなどを含む)
楽天市場で、出品するメリットとデメリットを紹介します。
■楽天市場のメリット
・高い集客力
・定期的にイベントやセールが実施される
メリットとしてはこの2つが挙げられます
■高い集客力
楽天の会員数は1億人を超えています。
利用者数が多い場所に出店することで自社の商品が認知される可能性も高くなります。
■定期的にイベントやセールが実施される
高い集客力とイベント/セールによりユーザーが離れにくい構造になっています。
楽天サービスの利用頻度が高い人ほど良い特典がもらえる仕組みも魅力の1つです。
さらにこのイベントやセールを上手く活用することで、出品している商品の売上を伸ばすことができます。
■楽天市場のデメリット
・出店費用が高い
・競合が多い
デメリットはこの2つです。
・出店費用が高い
楽天の出店費用はAmazonなどよりも高額。
初期登録で6万円、月額出店手数料が19,500円です。
・競合が多い
集客力の高さは大きなメリットですが、その分競合も多いため出店するだけでは埋もれてしまい、売上に繋げることが難しいです。
楽天市場内で上位表示されるためには、SEO対策が必須です。
楽天は圧倒的な集客力と認知度が武器のECモールです。
ECモールその② Amazon
2強ECモールのひとつであるAmazon。
Amazonは2020年の流通総額が4兆7069億円ほどです。
■Amazonのメリット
・FBA(Fulfillment by Amazon)が便利
・出品が簡単
・高い集客力
メリットとしてはこの3つが挙げられます。
●FBAが便利
Amazonが在庫管理や発送業務、顧客の管理を代行してくれる有料サービスのことです。
負担が大きく減るため、業務効率化につながります。
●出品が簡単
Amazonは、すでに同じ商品が出品されている場合は「相乗り出品」ができます。
相乗り出品なら価格・在庫数・状態(中古か新品か)を記載するだけで、お手軽に出品可能。
●高い集客力
Amazonは利用ユーザーが多く「ファン」がついています。
ショッピングサイトの見やすさや使いやすさ、買いやすさなど、ユーザービリティが抜群に高いモールだからです。
■Amazonのデメリット
AmazonはあくまでAmazonというECサイトに、商品のみを出品する形式のため商品が売れても、販売元をユーザーに認知してもらうことは難しいです。
Amazonは高い集客力+出店のしやすさが魅力です。
ECモールその③ Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピングは、楽天とAmazonに次ぐECモールです。
2020年の流通総額は1兆4,180億円と2強には及びません。
しかし出店ストア数は楽天とAmazonよりも多くなっています。
■Yahoo!ショッピングのメリット
・初期費用無料&売れるまで手数料なし
・高い集客力
・外部リンクを設置できる
メリットとしてはこの3つが挙げられます。
●初期費用無料&売れるまで手数料なし
これはECモールへ参入するにあたってかなり大きなメリットでしょう。
「商品は売れていないのに、手数料だけ取られる」という事態にはなりません。
●高い集客力
Yahoo!ショッピングそのものの知名度が高いことによる集客力。
Yahoo!ニュースやYahoo!天気により、幅広い年代の方々をカバーしています。
●外部リンクを設置できる
外部リンクの設置は、Yahoo!ショッピング特有のメリットです。
楽天やAmazonは商品ページ内に外部サイトへのリンクを設置できません。
Yahoo!ショッピングはリンクの設置ができるため、自社ECサイトを開設したときでも、そこへの誘導が行いやすいのです。
■Yahoo!ショッピングのデメリット
・出店数が多い=競合相手も多い
・出店に料金はかからないが広告費等が必要
デメリットはこの2つです。
●出店数が多い=競合相手も多い
出店数の多さは、認知度という部分ではうれしいですが、競合は避けられません。
●出店に料金はかからないが、広告費などはいる
膨大な出店数のYahoo!ショッピング内で、自社の商品を見つけてもらうには、広告費がどうしても必要になってきます。
出店数が多いため、商品を出すだけでは埋もれてしまう可能性が高いのです。
Yahoo!ショッピングは参入のしやすさと外部リンクを設置できることが魅力です。
ECモールその④ au PAY マーケット
au PAY マーケットはauユーザーを多く取り込めるECモールです。
流通総額は2,317億円と、ここまで紹介した3つには届きません。
しかし、この数字は前年比で80%増加しています。
■au PAY マーケットのメリット
・スマホからのユーザーが多い
・auユーザーが離れにくい仕組み
au PAY マーケットには、ターゲット層であるauユーザーをしっかり取り込めるというメリットがあります。
auユーザーであれば、毎月3がつく日は「三太郎の日」というイベントにより、Pontaポイントが5%アップ!
このPontaポイントは、au PAY マーケットお買い物限定ポイントに変換すると、1.5倍になります。
さらにお得なのは、auご利用料金割引です。
au PAY マーケット会員で、auユーザーであれば割引を受けられます。
この割引によって、au PAY マーケット内でのお買い物金額の10%がau利用料金から引かれます。
au PAY マーケットで3万の買い物をすれば、auの利用料金が本来7,000円のところ、4,000円になるという感じです。
これらの仕組みによって、auユーザーが離れにくくなっています。
au PAY マーケットに出品すれば、商品をauユーザーに知ってもらえる確率は高くなるでしょう。
■au PAY マーケットのデメリット
・au PAY マーケットは楽天・Amazon・Yahoo!ほど集客力が無い
・auユーザー以外の層を巻き込むのは難しい
au PAY マーケットはauユーザーに絞った集客が非常に強力と言えます。
まず始めるならこのモールがおすすめ!
はじめてECモールに出店するなら、「Amazon」「楽天」「Yahoo!」で出品するのがおすすめ!
それぞれ理由をお伝えします。
はじめてのECモールでAmazonをおすすめする理由
大きく分けて3つの理由があります。
・FBAが便利
・個人でも始められる
・流通額が大きい
FBAは面倒な在庫・顧客管理などを代行してくれます。
これによって、他の業務に時間を割けるようになるので、全体的な効率アップが望めます。
在庫や顧客などの管理業務に不安がある、初めての方でも安心して出品できます。
Amazonは小口と大口、2つの出品方法があります。
小口を選ぶことで個人でも気軽に出品可能。
小口であれば、月額料金もかかりませんし、売れるまで手数料も不要です。
Amazonで出品する大きなメリットは、ECモール最大の流通額があること。
流通額が多いことは、ユーザー数が多いこととイコールです。
あなたの商品が、ユーザーの目に留まる機会が多いといえますね。
はじめてのECモールで楽天をおすすめする理由
楽天をおすすめする理由は以下の2つです。
・流通額が大きい
・定期的にイベントがあるため、販促活動がしやすい
流通額が大きいことは、Amazonで述べたことと同じメリットです。
ユーザー数が多いため、商品を知ってもらう機会が増えます。
楽天は定期的にスーパーセールなど、ユーザーにとってお得なイベントを開催しています。
この時期には、楽天全体の集客が大きく増加します。
そのため、出店者側もこれに合わせた販促活動をすることで、売上アップが期待できます。
下記記事で楽天広告の紹介をしております。
はじめてのECモールでYahoo!ショッピングをおすすめする理由
Yahoo!ショッピングは、個人事業主や個人でも審査に通れば開設できます。
楽天を上回る店舗数があるため、競争は激しいですが集客はしやすいでしょう。
初期費用も無料ですので、気持ち的にも楽にはじめられます。
もし仮に楽天の審査が通らない、そもそも審査にも出せないなど事情がお有りの方は真っ先に検討するとよいでしょう。
意外にあなどれないCtoCのECモール
ECモールには、CtoCもあります。CtoC市場も伸びてきているため、注目すべき存在です。
ここではメルカリ・ラクマ・ヤフオクを紹介します。
CtoCのECモールその① メルカリ
メルカリは、日本で高い知名度を誇るフリマアプリです。
日用品はもちろん、車なども出品されており、幅広いジャンルのものがあります。
CtoCのECモールその② ラクマ
ラクマは楽天が運営するフリマアプリです。
ラクマのメリットは、販売手数料が売り上げの6%+税と安いこと。
メルカリとヤフオクは10%なので、うれしいポイントですね。
CtoCのECモールその③ ヤフオク
ヤフオクは、Yahoo!が運営するオークションサイト。
1999年から運営しており、メルカリ・ラクマより少し年齢層が高いと考えられます。
特徴としては、スキルなど目に見えないものも出品できることです。
CtoCのECモールは手軽に始められる!
CtoCのECモールは、スマホ一台あれば出品できる気軽さがウリです。
消費者同士のやりとりであるため、はじめる際の心理的ハードルも低いと言えます。
維持費が不要なのもうれしいポイントです。
また楽天・Amazon・Yahooと違い、広告の出稿ができない仕様となっております。
そのため、資金力がなくても工夫次第でライバルとの差が付き売れやすくなることもあります。
メルカリからメルカリshopsが登場!
2021年、メルカリshopsが登場しました。
メルカリshopsについても、少しお伝えします。
メルカリshopsとは?
メルカリshopsは、メルカリ内で自分の店を持ち、商品を売れるサービスです。
メルカリとの最大の違いは、「在庫を持てる」ことです。
メルカリshopsのメリット
・お手軽にECサイトを作成できる
・メルカリの集客力を利用できる
メルカリshopsは、スマホ一台・ノーコストで開設できます。
BASE等で自社ECサイトを開設するよりも簡単ですね。
メルカリの集客力も大きなメリットといえます。
BASEで自社ECサイトを開設しても、はじめは集客が困難です。
メルカリであれば、はじめから利用者が多くいるため、集客力を借りられます。
メルカリshopsデメリット
・ショップデザインのカスタムができない
・許認可が必要
メルカリshopsはショップデザインにこだわることができません。
この点に関しては、BASEなどに軍配が上がります。
キャッチコピーなどで差別化が必須ですね。
メルカリshopsで開設する際の審査で、書類を提出し許認可を得なければなりません。
メルカリ内での登録情報と書類の内容が一致しないとき、出店を断られることがあります。
あまりお金をかける余裕はなくてもECサイトを開設したいなら、メルカリshopsも候補のひとつとして検討してみてください!
さいごに
以上、ECモールのご紹介と始める際のおすすめをご紹介させていただきました。
それぞれの状況、持っている商品などでおすすめ度は変わってくるためご参考程度にしていただければと思います。
また弊社ではECモールのマーケティング支援をさせて頂いております。
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幅広い支援をさせて頂いておりますのでご相談等ございましたらお気軽にお問い合わせください。