
アニメ沼にハマった私に起きた10の変化

「パーソナルジムのサイトを運営しているけど、集客率が上がらない」
「SEO対策をしたいけど、具体的になにをすればいいか分からない」
このような悩みを抱えていませんか?
弊社ではパーソナルジムのクライアントに対してWebサイトの改善を豊富に行ってきました。
この記事では、弊社がパーソナルジムサイトの集客率を「爆上げ」させたSEO施策について具体的に紹介します。
目次
パーソナルジムのサイト集客率を上げるために行ったSEO対策は、以下の3つです。
その1:お申込みフォームへの導線を設計
その2:MEO対策でGoogleビジネスプロフィールにストアを登録
その3:ユーザーの悩みを解決するためブログ更新
それでは、1つずつ詳しく解説していきます。
サイト運営では、ユーザーがサイト内でどのような情報やコンテンツを求めているのかについて理解し、そこにスムーズに誘導する導線の設計・設置が必要不可欠となります。
導線がない、あるいは機能していなければ、ユーザーはサイト内で迷子になり、挙句の果てには求める情報やコンテンツに辿り着けないまま離脱してしまうという事態が起きてしまいます。
これは、CVR(セッション数に占めるコンバージョン数の割合)の低下としても表れ、非常に勿体ないことです。
そこで、パーソナルジムのサイトではそのような事態を防ぎながら、CVを最大化するために以下のような導線の設計・設置を行いました。
ユーザーの検索キーワードと、サイト内で行った検索行動のデータを解析したところ、クエリに”体験”のニーズがあることがわかり、そのニーズに対応した導線の設計に取り掛かりました。
具体的には、お問い合わせフォームに直結する「体験レポートのコンテンツ」の追加と、既存ページおよびブログ記事に「体験レポートのコンテンツ」への導線の設置を行いました。
冒頭でもご説明したとおり、ユーザーは求めている情報やコンテンツにスムーズに辿り着けなければ、探すことを諦めてしまいます。
そこで、FV(ファーストビュー)にお申込みフォームを設置しました。また、セッションの多くを占めるスマホのページレイアウトでは、お申込みフォームの設置にフローティングを採用しました。
①体験レポコンテンツの追加 → ユーザーのサイトでの滞在時間が増加・改善
②FVにお申込みフォーム設置 → 集客率が向上
という結果が得られました。
パーソナルジムであれば、ユーザーはまずサイト内で「どのようなジムなのか」について知ることができる情報を探し、その上で実際に利用したいと思えば、お問い合わせやお申込みへ進みます。
いま一度導線について考えてみると、これまで見えていなかったものが見えてくるかもしれません。
特定の商圏を持つ実店舗ビジネスはSEO対策に加え、MEO対策(地図エンジン最適化対策)が欠かせません。パーソナルジムもまさに特定の商圏を持ったビジネスです。そこで、以下のような施策を実施しました。
・Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)にストアを登録
・店舗情報の入力と写真の投稿 etc.
さらに、これらの施策の効果を高めるために心がけた主なポイントは以下の4つです。
Googleのローカル検索では、下記3つの指標の最適な組み合わせに基づいて検索順位が決定される仕組みになっています。
・関連性
・距離
・知名度
この仕組みを最大限に利用するには、Googleビジネスプロフィールに予め用意されたビジネス名やカテゴリをはじめとした12種類以上の入力項目を充実させることが最も簡単であり、効果的です。
ユーザーは、テキストで示された店舗情報だけでなく、写真もビジネスを利用するかどうかの判断材料としています。
つまり、店舗の雰囲気が伝わる高品質な写真が必要ということです。
ここで必要なことは、加工した写真を使うことでユーザーに過度に店舗の雰囲気や商品を良く見せようとすることではありません。
ユーザーが実際に来店し、「写真と実物が違う」と悪い口コミとスコアが多く投稿されれば、検索順位にダイレクトに悪影響を及ぼしてしまいます。
そのようなレピュテーション(評判)リスクにも配慮した写真を使うようにしましょう。
また、写真だけでなく動画も投稿できるので、ぜひ試してみましょう。
前項でもご説明したとおり、口コミ数とスコアはローカル検索における検索順位にダイレクトに影響します。
そこで、実際に来店したユーザーに対し、口コミとスコアの投稿を促すことが効果的です。もちろん、高評価ばかりではないと思いますが、低評価もビジネスの成長に活かすことができます。
また、口コミに店舗が丁寧に返信することで、口コミ数が増加した例もありますので、ぜひ試してみましょう。
Googleビジネスプロフィールには、「投稿」という機能があり、ビジネスのキャンペーン等の最新情報をブログ感覚で発信することができます。
投稿は、ユーザーの中でも最新情報をチェックしているファンやリピーターと呼べるような層に対して特に有効と言えます。
Googleビジネスプロフィールにストア登録 → 配信面・接触機会が拡大
店舗情報の入力と写真の投稿 → 店舗情報や口コミの確認によりサイトへの流入数が増加・改善
という結果が得られ、これらは間接的にSEOの評価を上げることにもつながりました。
MEO対策は、SEO対策に比べて競争や費用のハードルが低く、誰でも簡単に始めることができます。
一見管理も簡単そうですが、効果を高めるためのポイントを押さえながら常に新しい情報を提供していく、または提供するために新しい何かを企画することはそう簡単ではありません。
最初は効果をあまり感じられないかもしれませんが、長期的視点でぜひ挑戦してみてください。
ビジネスを進める上で重要かつ基本的なフレームワークにPDCAサイクルがあります。
それぞれ、Plan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字を取ったものですが、これはブログにも適用可能です。
パーソナルジムのサイトでは、具体的に以下のような手順でブログ記事の作成を行いました。
まずは、キーワードの洗い出しを行います。
この手順を軽視してしまうと、適切なユーザーのアクセスが集められないだけでなく記事の一貫性を保つことも難しくなってしまいますので、時間をかけて丁寧に行いましょう。
具体的には、ユーザーの“検索データ”を分析し、検索ボリュームの多いキーワードを選定するという方法があります。分析・選定には、以下のようなツールを活用すると便利です。
・キーワードプランナー
・ラッコキーワード
・CMS(WordPress等)のアクセス解析機能
・Google アナリティクス
・Googleトレンド
ここからは、ラッコキーワードで「パーソナルジム」のサジェストキーワードを調査して見つけた、「パーソナルジム 安い」というキーワードで記事を作成することを想定して解説します。
■ラッコキーワード
次に、洗い出したキーワードを検索したユーザーの検索意図の深堀りを行います。
ユーザーがどんな悩みを持ち、どんな欲求を持ち、どんな情報を求めているのか、ユーザーの視点で検索意図を深堀りしてこそCV(集客)につながるブログ記事を作成することができるのです。
例えば、「パーソナルジム 安い」で検索したユーザーの検索意図は、以下のような深堀りができます。
どんな悩みを持っている?
・トレーニング知識がない
・効果を早く出したい
・お金に余裕がない etc.
どんな欲求を持っている?
・痩せたい
・体を鍛えたい etc.
どんな情報を求めている?
・店舗情報(特に料金・効果)
・お得情報(体験入会やキャンペーン)etc.
まとめると、
「痩せたい・体を鍛えたいからパーソナルジムに通いたい!
だけど費用はなるべく抑えたいから、一般的な相場をまず知りたいな。
安く通えるパーソナルジムってないかな?
安い分、トレーニングの質が悪くなったりしないかな?」
というユーザーの悩みが想定できます。
検索意図は、その気になればいくらでも深堀りすることもできますが、あまり深堀りしすぎるとターゲットが絞られすぎて、アクセスが集められなくなる可能性がありますので、適度な抽象度を持たせながら進めていきましょう。
次に、洗い出したキーワードと深堀りした検索意図をもとに記事設計を行います。具体的には、ユーザーが持つ悩みや欲求の解決、ユーザーが求める情報の提供という目的に沿って見出しを作成しましょう。
※記事設計の例
タイトル:【ダイエッター必見】パーソナルジムの料金相場や安く通う方法をご紹介!
ターゲット:「パーソナルジム 安い」で検索したユーザー
見出し(必要に応じて中見出し・小見出し)
①パーソナルジムの料金の相場は?
②必見!安くパーソナルジムへ通う方法
③安いけどコスパの高いジムの特徴は?
次に、記事設計をもとに記事の作成を行います。
SEO対策の観点で大切なことは、他のサイトの記事をそっくりそのまま真似しないことです。
ジャンルやテーマが似ていれば、当然記事の内容も似てしまいますが、Googleのアルゴリズムはあからさまなコピーコンテンツに対しては厳重にペナルティを課します。
なので、Googleのガイドラインに挙げられている
・専門性
・権威性
・信頼性
上記3つを満たした記事をサイト内に増やすことで、評価を上げていきましょう。
次に、作成した記事がどれほどのセッションやCVを獲得しているか効果測定を行います。具体的には、GoogleアナリティクスやGoogle サーチコンソールでユーザーの検索データや行動データを分析します。
特にチェックしたい項目としては下記になります。
・ユーザー数(セッション数)
・平均滞在時間
・直帰率
・狙いたいキーワードの検索順位
これらの指標は、SEOと関連性の高いので随時チェックするようにしましょう。
最後に、効果測定の結果をもとにリライトを行います。
必要に応じてキーワードの洗い出しや検索意図の深堀りを再度行い、タイトルの変更や文字数の調整、内部リンクの設置等、よりアクセスを集めやすい記事にしていきます。
ここで大切なことは、安易に記事の内容を削除しないことです。
なぜならSEO対策の観点で高評価を得ていた部分を削除することで、評価を下げてしまう場合があるからです。
内容を減らすのではなく、新たな見出しを増やしたり、読みやすい文章に直すことを心がけてリライトしましょう。
パーソナルジムのサイトでは、以上の手順を踏み、ユーザーが持つ悩みや欲求、求めている情報に応える記事を量産しました。
サイトの入口が増えてセッション数とページ/セッション数が増加しました。
また「パーソナルジム」に関する記事がサイト内に増えたことで、ドメインパワー(Googleのサイトの信頼度)が強化されサイト全体の検索順位が上がる結果となりました。
企業やサイト運営者は、できるだけ費用をかけずに継続的に集客する方法としてSEO対策やMEO対策に取り組むわけですが、どうしても即効性には欠けてしまいます。
そんなときには、リスティング広告を活用することが効果的です。
SEO対策やMEO対策にも取り組みながらリスティング広告も活用することにより、中長期的視点で相乗効果が期待できます。
例えば、実店舗ビジネスであるパーソナルジムであれば、「パーソナルジム 地名」というキーワードが有効です。
「パーソナルジム 地名」で検索したユーザーの多くは、パーソナルジムを探している実際に行動を起こしたいユーザーです。クリックしたくなるような広告と、スムーズな導線が設置されたビジネスの魅力が伝わるサイトを作成することで、CVを最大化することができるのです。
即効性を求めるなら、リスティング広告を活用することを検討してみてはいかがでしょうか?
以上、パーソナルジムのサイト集客率を『爆上げ』させた施策についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
誰もが簡単にサイトを持つことができる昨今、SEO対策の重要性は日々高まっています。パーソナルジム運営者の皆様は、今回ご紹介した施策をぜひ取り入れて、素晴らしいビジネスをより多くのユーザーにアピールして、集客率を上げていきましょう。
なお、当メディアでは、集客できるパーソナルジムのサイト制作・SEO対策についてサポートを行っておりますので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせください!