パーソナルジムのサイト集客率を『爆上げ』させたSEO施策とは?
✔ パーソナルジムのホームぺージ集客方法
✔ 実際に成果が出たSEO施策
本記事は弊社顧客へ提供したSEO施策を紹介した内容になっております。
「ホームページを作成したがSEO運用方法が分からない」
「ホームぺージからお問い合わせが入らない」
「具体的にどのようなSEO対策をすればいいか分からない」
といったご相談をいただく機会が多いため、本記事で具体的な施策をまとめてみました。
参考にしていただけるとありがたいです。
目次
パーソナルジムのサイト集客率を爆上げするために行ったSEO施策とは?
SEO施策は下記方針で具体的な施策に落とし込んでまいりました。
・アクセス数を増加させるためのSEO施策
・お問い合わせ率を向上させるSEO施策
ホームページ集客状況
具体的なSEO施策へと落とし込むうえで現状の運用状況を把握することはとても重要な工程です。弊社がお手伝いさせていただいたパーソナルジムのホームぺージはリリース間もなく、最低限必要なページと簡易的なお役立ちブログが設置されていた程度で、アクセス数はまだ少なく、ホームぺージからの入会やその他お問い合わせがほとんどない状況でした。
問題点
これから本格的にホームぺージ集客のためSEO運用していくうえで、整えていかないといけない点がいくつかありました。
・ホームぺージで集客するための導線が設計されていない
・上位表示されているページがほとんどない
・指名キーワード(ジムの名前など)での流入がほとんどない
・お問い合わせを促進するための仕掛けが設置されていない
問題解決方針
これらの問題点を解決するために下記方針を打ち立てました。ホームぺージリリース間もないタイミングで必要かつインパクトが大きい施策を実装するための方針です。
・サービスと親和性が高いユーザーを集客する
・集客したユーザーの出口を構築する
・各関係者の役割を決めて目標達成の目線を合わせる
・短期的施策と中長期的施策を切り分けて運用する
パーソナルジムサイトのSEO施策
まずは中長期的な施策として特にSEOに力を入れて施策立案から運用を行ってまいりました。
ただ、パーソナルジムはエリアビジネスのため、競合ジムも限られておりましたので、施策によっては短期的に効果が出てくるものもありました。
SEO運用体制構築
中長期的にホームページ集客するためには社内外で連携して、SEO施策を運用していく必要があります。
特に運用初期フェーズでは運用体制構築がとても難しいため、初動1ヵ月~2ヵ月は運用体制をKPIに置いておりました。
サイトアクセス数増加のSEO施策
毎月安定して入会者数を確保するためには母数を増やしていく施策を継続的に運用していくことが必要です。
年々、競合他社増加やGoogle検索アルゴリズムアップデートや取り巻く環境変化、ユーザーのニーズ多様化など、対応すべきことは尽きません。
ただ、変化に対応しつつも、SEO対策の基本はユーザーに価値ある情報を提供することですので、常にこれを起点に施策を講じました。
少し話が逸れましたが、実施した施策と工程は下記です。
ユーザー(見込み顧客)との接触機会を最大化するため、悩みを解決できるコンテンツ、知りたいことを知ることができるコンテンツを作成してまいりました。
・顧客分析
・キーワード設計
・検索意図調査
※検索意図は何を知りたくて対象キーワードを使って調べたのかということです
・コンテンツ作成
顧客分析
まず顧客分析では顧客の中でもアクティブ会員で継続率が長い方へインタビューを実施して、インサイトを深堀りました。1名を抽出し、ヒアリングをすることで、入会時のアンケートで確認できていた年齢や性別、入会したきっかけ等以外のことを深く知ることができます。
キーワード設計
次にキーワード設計ですが、SEO対策においてどのキーワード市場で勝負していくかの判断は常に求められます。今勝てる見込みがある市場を選択し、正しい戦略でかじ取りができるかがポイントとなります。
まずは集客したい見込み顧客が検索エンジンで調べそうなキーワードをいくつかピックアップします。
今回は女性向けのダイエットやボディメイクを目的としたパーソナルジムのホームページ集客となりますので、主に下記キーワードのピックアップから始めました。
福岡市 パーソナルジム
福岡市 ダイエット ジム
福岡市 ボディメイク ジム
天神駅 パーソナルジム
天神駅 ダイエット ジム
天神駅 ボディメイク ジム
主に上記キーワードを起点に拡張させていきました。
福岡市 パーソナルジム おすすめ
福岡市 パーソナルジム 料金
天神駅 ダイエット ジム 口コミ
天神駅 ダイエット ジム 女性 30代
などツールも活用しながら、上記のように関連するキーワードのように広げられるだけ広げていきます。ある程度拡張できたら、表にまとめて一覧化しました。
一覧化した後は検索Volをキーワードプランナーで調査して、各キーワードの市場規模を確認します。
検索意図リサーチ
続いて、検索意図の調査です。本格的に検索意図の調査に入る前に別々のキーワードでも検索意図が類似し、1つのコンテンツに集約できる可能性があるので、ツールを使用してまとめていきます。
例えば
福岡市 パーソナルジム おすすめ
福岡市 パーソナルジム 料金
上記は検索意図が類似するので、1つの記事で対策することが望ましいです。
本クライアントでも同様にピックアップしたキーワードを検索意図ごとにまとめていきました。
ここで大切なことはコンテンツ作成で効果を出すためには
キーワード単位での対策ではなく、トピック(検索意図)単位で対策していくことです。
ここまで準備した後コンテンツ作成に入りました。
お問い合わせ率向上のSEO施策
集客施策と並行して集客したユーザーのお問い合わせ機会損失を最大限抑制するため、CVR改善に務めました。
具体的にはセッション数が多く、CVに繋げられやすいサービスページのテコ入れから始めました。
サイトリリース間もないタイミングでデータ量は少なかったため、改善点は弊社の他クライアントで実装した施策を参考に仮説立てして進めてまいりました。
下記具体施策です。
・サービスページ再構成
・サービス紹介動画設置
・お客様の声コンテンツ設置
・無料LINE相談窓口設置
サービスページ再構成
まずはユーザーがサービスページで知りたいと考えられる情報をピックアップしてまいりました。
コンテンツをピックアップしたら次にどのような流れで構成するか検討しました。
一般的には起承転結で構成を組むことが多いですが、本クライアントでは過去の施策実績をもとに下記流れでサービスページを構成しました。
サービス紹介動画設置
動画を設置した目的としては以下です。
・トレーニング内容を視覚的にイメージできるため自分に合っているかどうか分かりやすい
・テキストを読まない(流し読みしている)ユーザーに対しても強く訴求ができる
・ページ滞在時間向上
・SEO評価向上
動画は前項でも紹介したとおり、メインビジュアル直下に配置いたしました。
お客様の声コンテンツ設置
パーソナルジムの会員になり、ダイエットを成功させたい女性の本気度は非常に高いと考えています。
そのため、本当にダイエットが実現できるジムなのか、厳しい目でジャッジすることが考えられるので、実際にダイエットに成功して満足度が高い顧客の事例コンテンツを設置いたしました。
無料LINE相談窓口設置
弊社他業界顧客も含めて、通常のお問い合わせフォームとLINE相談窓口ではLINE相談窓口のほうがお問い合わせ数が多い傾向にあります。
このことから、ユーザーの心理的ハードルはLINE相談窓口のほうが低くなり、特に個人向けサービスではお問い合わせ率が向上すると考えています。
本クライアントでもお問い合わせ導線のメインはLINE窓口にいたしました。
LINE窓口設置後はセッション数増加に伴い、お問い合わせ率は3ヵ月で7倍ほど(0.1%→0.7%)の向上に繋げられました。
ホームページ基盤構築
SEO施策のパフォーマンスを最大限発揮するためにホームぺージ内部の基盤整備を並行して実施いたしました。
具体的な以下の内部施策を講じました。
URL正規化
下記記事で詳細に紹介しています。
構造化データマークアップ
構造化マークアップを実施した目的としては、クリック率向上やクローラビリティ向上のために実施いたしました。
下記図のようにサイトタイトルやURL以外にホームぺージを構成しているページが表示される仕様のことを指します。
下記記事では構造化マークアップで検索エンジンに表示できる仕様を詳細に紹介しています。
リンク切れページ確認
リンク切れページがサイト内に存在するとGoogle検索エンジンからの評価に悪影響を及ぼす可能性やせっかく集客したユーザーの離脱要因となり得てしまいます。
ホームぺージリリース間もないため、リンク切れページが存在する可能性は低いですが、念のため調査を実施いたしました。