コンテンツSEOに効果的な3つのポイントと3つの手法を解説!
✅ コンテンツSEOのポイント
✅ コンテンツSEOの手法
2022年現在、様々なジャンルや分野で様々な情報が溢れています。
コンテンツはユーザーを150%満足させるものでなければ、すぐ離脱されてしまいます。
そこで本記事ではよりユーザーの満足度を上げていくための
- コンテンツSEOに効果的な3つのポイント
- コンテンツSEOの3つの手法
について解説していきます。
コンテンツSEOが必要な理由
コンテンツSEOは内部SEOと外部SEOにおいて根幹を成す重要な施策で、SERP対策だけでなく他対策へも波及します。
後述するホワイトハットSEOとブラックハットSEOの観点からも今後よりコンテンツSEOが重要な施策になってくるかが分かるかと思います。
また、コンテンツSEOでは
- コンテンツの独自性
- ユーザーにとって有益がどうか
- 1つの記事でユーザーの悩みを全て解決できるか(網羅性があるか)
- 情報源は信頼性があるか
- 執筆者はメディア出演などの権威性が高い人が執筆したか
- 誤字脱字・文章の論理構成
といったコンテンツに関わる項目を重点的に対策します。
ホワイトハットSEOの台頭
ホワイトハットSEOとは、Google検索エンジンのアルゴリズムに従ったルールでブログやコラムなどのコンテンツをランキング上位表示にするための施策のことを指します。
特に2022年現在ではブラックハットSEOの衰退及びホワイトハットSEOの台頭によりコンテンツSEOの重要性は高くなっています。
下記記事でコンテンツSEOについて紹介しています。
ブラックハットSEOの衰退
ブラックハットSEOとは、スパムや過剰なキーワード埋め込み、悪質な相互リンクといった不正な手法で上位表示を目指す行為です。
主なブラックハットSEOは下記のような手法です。
・被リンクの大量生産
・コピーコンテンツ
・隠しテキストや隠しリンク
・キーワードを不自然に詰め込んだコンテンツ
・検索エンジン向けのページを表示
上記のようなブラックハットSEOにより、ユーザーにとって無価値な記事も上位表示されてしまうことは、Googleの理念に真正面から対立しているため、2022年時点ではブラックハット対策によりほとんど意味をなさなくなりました。
過去に実施されたペンギンアップデートとパンダアップデートによりブラックハットSEOは取り締まれ、ブラックハットSEOを中心として対策を講じていたWEBサイトはペナルティを受ける等、大打撃を受けた過去があります。
近年のGoogleSEOの傾向
近年重要視されている概念は、YMYL・EAT・ページエクスペリエンスなどが挙げられ、
とくに、ページエクスペリエンスに関するニュースで2022年2月よりデスクトップ(PC)にもページエクスペリエンスの適用が始まりました。
ページエクスペリエンスとは、検索順位を決めるランキングアルゴリズムの1種であり、モバイルでは2021年9月に完了しています。
具体的には、以下の項目がPCにも重視されていきます。
画像出典元:Google検索セントラルブログ パソコン向けページ エクスペリエンスによるランキングの導入スケジュールより
上記を要約すると要約すると
- サイトのURLをHTTP→HTTPSにしてセキュリティが高いか
- ページ切り替え時やフッターに広告が無闇にポップアップされていないか
- コンテンツの表示時間が早いか LCP(Largest Contentful Paint )
- リンククリックやフォームの入力の反応速度が早いか FID(First Input Delay)
- サイトのレイアウトのズレでサイトの視認性が下がっていないか CLS(Cumulative Layout Shift )
ということです。
コンテンツの表示速度が早ければ早いほど、ユーザーはストレスを感じずに検索体験ができます。一方でコンテンツ表示が遅いことや煩わしい広告がポップアップ表示されることはユーザーの検索体験にストレスを与えるでしょう。
このことから、Googleがいかにユーザーに焦点を当てるためにアルゴリズムを変えているかがわかります。
コンテンツSEOの役割を明確にする
コンテンツSEOの役割を明確にすることで、いますぐやるべきことがはっきりわかります。
- デジタルマーケティング施策の中で担う役割を明確にする
- 広告との棲み分け
- SNSとの棲み分け
それぞれ解説していきます。
デジタルマーケティング施策の中で担う役割を明確にする
デジタルマーケティング全体の中でコンテンツSEOに取り組む目的と役割を明確にする必要があります。
事業目標やフェーズによってコンテンツSEOの目的や役割、かけるべきリソース(費用/時間)が変わってきます。
また、デジタルマーケティング施策において、SEOはWEB広告と対比されることが多く、コンテンツSEOの役割を明確にしておくことで、他施策にも好影響を与えます。
WEB広告との棲み分け
デジタルマーケティングではストック型とフロー型でも切り分けられます。
フロー型の施策では、SNS広告やGoogle広告といった費用と連動して露出させることができるWEB広告が挙げられます。
WEB広告は一過性のものでありますが、コンテンツSEOの効果を最大限活かし、露出をブーストするために使うことで集客増加が効率的に行えます。
コンテンツSEOが良い状態、つまり良質なコンテンツを提供できてからWEB広告を活用することで、大きな効果を発揮します。
SEOは上位表示されてユーザーの目に触れるまで一定期間要することが多いです。
コンテンツがあること、ひいては役立つ情報発信サイトが存在することを早期にユーザーに発見してもらうためにも、一定数コンテンツが蓄積されタイミングでWEB広告と併用するといいでしょう。
ストック型では、主にコンテンツSEOが挙げられます。
WEB広告等の他施策の効果を最大限発揮するためにも初期段階のフェーズではコンテンツSEOに力を入れましょう。
コンテンツ数が少ない段階でWEB広告を配信してもユーザーに提供できる情報が少なく忘れ去れてしまうことになってしまいます。
WEB広告は、良質なコンテンツと一定のコンテンツ数があってこそ成り立つものと知っておきましょう。
このように、広告とコンテンツSEOはフェーズによって使い分けることが重要です。
具体的には、まずコンテンツSEO。その次に広告に力を入れるとよいでしょう。
SNSとの棲み分け
SNS投稿もフロー型の施策にあたります。
そして、自社の商品やサービスの認知獲得をする大事なツールになってきました。
特に、SNSでは企業と個人が直接「コミュニケーション」できる場として活用できるため、狙ったユーザーに焦点を当てるコンテンツSEOとの相性は抜群です。
また、テキストのコンテンツだけでなくSNSにて短い時間で訴求ができる動画SNSも流行です。
たとえば、2022年現在ではSNSの中でも「TikTok」や「YouTubeShorts」といった短い動画を投稿するプラットフォームが台頭したことで、個人法人問わず、誰でも全世界に発信することが容易になりました。
「TikTok」や「YouTube Shorts」といった短い動画は製作側の負担も小さく、ビジネスアカウントにとっては非常に大きな穴場と言えます。
コンテンツSEOは1ヶ月や2ヶ月で終わる短期間な施策ではなく、年単位でコツコツCV獲得を狙うため、SNSの拡散力はコンテンツSEOをサポートする働きをします。
コンテンツSEOの大きなメリット
コンテンツSEOは今後は企業や個人が事業拡大を図るうえで重要な施策となります。
先述したホワイトハットSEOとブラックハットSEOでも分かるようにSEO運用を遂行するうえでコンテンツSEOの取り組みは欠かせません。
ですが、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
見込み客へのアプローチができる
見込み客へ永続的にアプローチを行ってくれる点がコンテンツSEOのメリットです。
そのため、良質なコンテンツと適切なSEO対策でGoogle検索の上位表示をつかみとれば、マス広告やWEB広告のように一過性の集客より旨味が大きいです。
また、WEB広告はキーワードによってクリック単価の増減も避けられないため、他社が入札を強化すると必然的に広告費を上げざるを得ません。
その点、コンテンツSEOは時間こそ一定期間かかるものの、コツコツと対策していくことで、一度上位表示されれば、コアアップデートで爆撃を受けない限りはコストをかけ続けることなく見込み客へアプローチができます。
中長期的に多くのコンテンツで網を張り続けられる
コンテンツSEOで成果をだすために一定期間要するため、コンテンツをコツコツ作り続けるまでがもっとも大きな壁だと感じられるかもしれません。
その大きな壁を乗り越えることで中長期的に多くのコンテンツでユーザーへアプローチができます。
例えばクレジットカードについて発信するWEBサイトで「クレジットカード おすすめ」や「クレジットカード 何枚まで」といったキーワードで執筆した記事をさらに下記に様にターゲットを絞って内容を深堀していくと
- 「新入社員 おすすめ デビットカード」
- 「20代 クレジットカード 何枚まで」
といった年齢やライフステージの変化のタイミングで検索するユーザーへより特化した記事を充てることができます。
「新入社員」「20代」というキーワードが追加されたことで、新たな切り口で異なる年齢層の流入が狙えるでしょう。
新入社員は多くの場合、20代なのでキーワードを言い換えてずらすこともできます。
上記のようなキーワードの横ずらしによって誰も狙っていないお宝キーワードが見つかることもあります。
そして、より多くのコンテンツで検索ニーズに沿った記事をピンポイントで充てられます。
コンテンツSEOでは上記のように多種多様なユーザーへ網を張り続けられることがメリットになります。
SEO=流入数/PV数といった評価指標で見られることが多いですが、CV数(リード獲得/公倍数等)に焦点を充てた時、単純に流入数/PV数といった指標だけでサイト全体の良し悪しを判断することは方向性を見誤ることに繋がりかねません。
流入数が少ないと想定されるキーワードの記事でも網を張り続けるために清算していく事をおすすめします。
外部サイトでの拡散性がある
外部サイトで拡散されることで、被リンク獲得やPV増加、お問い合わせ増加といった本来の目標に大きく近づけるかもしれません。
とくにSNSでは拡散力がSEOよりもグッと高いため、魅力の高いコンテンツでSNSの拡散を狙うことは正しい戦略と言えるでしょう。
コンテンツSEOの手法
コンテンツSEOの手法として以下の3つをピックアップしました。
- メディアサイト運営
- 競合記事+オリジナルコンテンツ
- コンテンツSEOならぬコンテンツSNS
それぞれ解説します。
メディアサイト運営
メディアサイトにて新規記事更新を行うことは、コンテンツSEOの中でもスタンダードな手法と言えます。
集客のためにサイト運営を行う前に
- コーポレートサイト・・・企業内部の情報発信(自社プロダクトの口コミなど)
- オウンドメディアメサイト・・・企業の業界に関わる情報の全般的な発信(お役立ち情報など)
の区別をしておく必要があります。
いずれにしても、集客のために自然流入でキーワード対策を行うことが求められます。
競合記事+オリジナルコンテンツ
競合記事からオリジナルコンテンツを付加価値として考案することはおすすめです。
しかし、パクリ記事になってしまう可能性があるため、既存の記事から独自性を出さなければ、Googleからコピーコンテンツとみなされてしまいます。
コンテンツSEOならぬコンテンツSNS
前述したように、SNSは基本的にはフロー型のツールとなります。
ですが、投稿を積み重ねることで1つの投稿に興味を持ったユーザーがアカウントの過去投稿に訪問してくれます。
そのため、コンテンツSEOと同様にコンテンツSNSという視点を持つことが大切です。
コンテンツSEOの難易度は年々上がってきており、大企業の資金力で運営されているオウンドメディアには、E-A-Tの観点からもSERPのみで中小企業や個人事業主が太刀打ちすることは難しいです。
外部サイトから拡散を目的としたサイト作成ならGoogleの理念に従う必要はありません。キーワード選定も不要ですし、倫理を守ればコンテンツ作成の内容は自由なはずです。
制作意図も明確に決めずとも、エンタメ的要素が強い記事はSNSで大きな注目を浴びることもあります。
SNSでの投稿をきっかけにWEBサイトへの閲覧が増えれば、被リンクも自然に増加してSEOに好影響を与えてくれるでしょう。
GoogleやYahoo!などの検索エンジン以外からの流入で考えられるのは以下のとおりです。
SEO以外にもSNS、ニュースサイトからの流入も考えられます。
また、2022年以降はTikTokやYoutube ShortsといったショートムービーがZ世代に人気で爆発力もあります。
SEOコンテンツに頓挫しそうなWEB担当者は、ぜひご検討してみてください。
コンテンツSEOのポイント
孫氏が「敵を知り己を知れば百戦殆からず」と言っているように、コンテンツSEOのポイントを理解することは、競合調査に大きく役立ちます。
- コンテンツ記事は計画的に更新する
- 対策キーワードの難易度を確認する
- 検索意図を満たすことに取り組む
コンテンツ記事は計画的に更新する
コンテンツ記事の定期的な更新は、最新情報を常に求めるユーザーにとってのメリットばかりでなく、Googleのアルゴリズムにも良い影響を与える可能性が高いです。
なぜなら、Googleは公にしていませんが、Google社員のJohn Mueller氏は、日付が記載されておらずとも、自動でコンテンツの日付を記録していると思われるからです。
日付なしで何かを公開した場合でも、Googleは時間を維持します。
John Mueller氏 公式twitterより
つまり、コンテンツの日付もアルゴリズムの一環として組み込まれている可能性が高く、考えられるのはサイトをきっちり運営している指標としてわかりやすいのは「更新頻度」でしょう。
更新頻度は諸説あるものの、毎日更新はコンテンツSEOにおいて必須ではありません。
更新の目安は、ユーザー目線で考えることが重要であり、ユーザーの動向こそ基準にすべきです。
また、Googleアルゴリズムに深く携わっていたMatt Cutts氏は新規記事より既存の記事に更新情報を追加することが動画で解説されています。
対策キーワードの難易度を確認する
対策キーワードによって、競合の強さが大きく変わります。
わかりやすい例で言えば「キーワードの日本規模の違い」です。
たとえば、「東京都奥多摩で運営している主婦で経営されている喫茶店」であれば、
「東京 喫茶店 おすすめ」より「奥多摩 喫茶店 おすすめ」のキーワードで執筆すれば、奥多摩以外のライバル店とコンテンツSEOで競う必要はありません。
キーワードが少し変わるだけで、すんなりコンテンツが上位表示されることはザラにあります。
また、対策キーワードの難易度を数値で調査できるツールも有料ではあるものの、販売されており、UberSuggestやMozbarなどがあげられます。
検索意図を満たすことに取り組む
検索意図を満たすには、「ユーザーになりきる」ことが常に求められます。
たとえば、「神奈川 チーズケーキ おすすめ」と検索したユーザーがショートケーキには興味があっても、マリトッツォやマカロンの情報を記載するのはユーザーからすると余計な情報です。
検索意図を満たしているかどうかは
- 直帰率
- ヒートマップでユーザーの動向
- 記事滞在時間の確認
といったGoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールといった無料ツールでも定量的に調査することで、検索意図をつかめているか判別できます。
さいごに
本記事ではコンテンツSEOについて紹介してまいりました。
弊社では日々効果的なSEOを研究しております。
SEO対策がなかなかうまく進まないとお悩みの方は気軽にご相談ください。