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【楽天スーパーセール出店で売上アップ!】7つの重要な事前準備を紹介

2022.03.01
EC運用
■この記事でわかること
✅ 楽天スーパーセールの概要
✅ 楽天スーパーセール出店前に重要な事前準備

楽天で商品を販売するにあたり、重点的に力を入れていきたいのが楽天スーパーセールです。

楽天スーパーセールとは3ヶ月に1回、楽天市場で行われる大型のイベントです。

しっかりと戦略を立て、出品することで大幅な売上UPにつながっていきます。

今回は楽天スーパーセールの特徴や出店までの準備方法を具体的にお伝えしていきます。

楽天市場への出店方法は下記記事をご参考ください。

そもそも楽天スーパーセールってなに?

楽天は3ヶ月に1回「楽天スーパーセール」を開催しています。

楽天スーパーセールとは楽天市場のセールイベントの中でも力を入れているイベントであり、2013年のデータでは260億円の経済効果があったと下記記事にて発表されています。

参照:楽天スーパーセール流通額260億円 目標届かず セール慣れの指摘も

楽天スーパーセールの時期になると、TVCMやWeb広告などのメディア露出が増えるため、普段楽天を利用しない人も楽天市場にアクセスします。

その結果、通常時のアクセス数に比べ、およそ3倍増えると言われています。アクセスが3倍増えると、売上も比例して3倍になるのが予想されます。

つまり楽天スーパーセールは出品者にとって、大切な機会であり、しっかりと戦略を立てて望むことが大切です。

楽天スーパーセール中になにが起こるの?

売上UPを狙うために、楽天スーパーセールのイベント内容をしっかりと把握する必要があります。

出品者側の視点で楽天スーパーセール中に行われている重要なイベントとして以下の2つがあげられます。

1.獲得ポイントがアップ

2.割引商品が見つけやすくなっている

一つずつ解説していきます。

獲得ポイントがアップ

楽天スーパーセールで買い物をすると、楽天ポイントが通常よりも多く獲得できます。

ショップ買い回りキャンペーンやショップが個別に設定しているポイントアップ、また楽天SPUを組み合わせると最大43~44倍のポイントを貯められます。

●ショップ買い回りキャンペーンとは?

ショップ買い回りキャンペーンとは、購入したショップ数に応じてポイントの倍数が増加するキャンペーンです。

楽天スーパーセール期間中はショップ買い回りキャンペーンも実施されるので、こちらの対応も必要です。

条件はエントリー+1,000円以上の買い物をした場合に適用されます。

出品者側としては、1,000円で手軽に購入できるものを用意すると購入がしやすく、売上UPにつながっていきます。ショップ買い回りキャンペーン中は商品の値段選定も大切です。

ショップ買い周りキャンペーンはユーザーが多くのショップを回って買い物をしてくれるキャンペーンです。

●ショップが個別に設定しているポイントアップとは?

ショップ側で個別にポイントアップをつけることが可能です。ポイントアップをつけることでユーザーの目に留まりやすく、購入されやすくなるのがメリットです。

●楽天SPUとは?

楽天SPUとは、楽天カードや楽天モバイルを契約していると、通常よりもポイントが付与されるサービスです。

購入者は「ポイントが多くもらえるときにまとめて大量買いをしよう」と考えるため、まとめ買いに合わせた商品選定が必要です。

割引商品が見つけやすくなっている

楽天スーパーセールは数百万点の商品が半額や割引対象商品として販売されています。

多くの商品が割引されている反面、商品を探すのは非常に大変です。

そのため楽天スーパーセール中は「スーパーSALEサーチ」という機能が設置され、割引商品が探しやすくなっています。

スーパーSALEサーチという検索セグメントが出現するのは、出品者にとって大きなメリットです。

通常の楽天検索で商品を表示させようとすると、非常に大変ですが、スーパーSALEサーチのセグメント対象は「値引き」であることから、楽天SEOと比較するとハードルが低いのが特徴です。

スーパーSALEサーチのセグメント対象となるように、価格設定を行う必要があります。

楽天スーパーセール出店前の重要な事前準備7ポイント

通常のアクセス数の3倍となる楽天スーパーセールは他の出品者も力をいれています。少しでもユーザーの目に留まるために準備が必要です。

具体的な準備として以下の7つが挙げられます

1.ポイント還元率を最低2倍に設定

2.1,000円の送料無料商品を用意

3.ショップクーポン発行

4.リピート率アップのためにサンキュークーポン発行

5.スーパーSALEサーチの登録を実施

6.半額で売れる商品をピックアップして半額サーチに登録

7.目玉商品枠へエントリーして売上UP

一つずつ解説していきます。

1. ポイント還元率を最低2倍に設定

上述した通り、楽天スーパーセール期間中はショップ買い回りキャンペーンが開催されます。

ユーザーが多くのショップにアクセスするキャンペーンなので、便乗することが重要です。

しかもこのキャンペーンは自社の負担は最小限にしながら、最大限の効果を発揮するセールスコピーがあります。

それは楽天市場の最大ポイント還元率+自社のポイント還元率を表示させることです。

例えば楽天市場のポイント還元率が最大20倍とします。自社のポイント還元率を2倍で設定すると「ポイント還元率最大22倍!」とセールスコピーができます。

ユーザーも「22倍になるのはお得!」と購入意欲が上がりますし、実際に条件を満たせば22倍のポイント還元は行われるので嘘はありません。

ポイント倍率を0にしていると「ポイント還元率最大20倍」となりますが、2倍に設定していると「ポイント還元率最大22倍」と表示ができます。

ユーザーの立場を考えると、22倍の方がメリットは大きく購買意欲につながるため、ポイント還元率は最低でも2倍に設定することをおすすめします。

2. 1,000円の送料無料商品を用意

買い回りキャンペーンは1,000円以上の商品が対象となります。

1,000円の商品を展開しておけばユーザーの購入率は格段にアップします。

商品名に「1,000円」や「送料無料」という単語を入れておくと検索に引っかかりやすくなるのも特徴です。

ただし他の店舗も考えていることは同じなので「1,000円でユーザーが欲しいもの」を登録する必要があります。

3. ショップクーポン発行

楽天市場では、独自のクーポンを発行できます。

クーポンの発行自体は楽天スーパーセールの期間中以外でも可能です。「無料」で行うことができるので、お試しでクーポンを発行することもできます。

楽天スーパーセールの期間中は、その日限定で利用できるクーポンを毎日発行することをオススメします。

理由としては以下の3つがあげられます。

1.その日限定のため、ユーザーの購買欲を掻き立てる

2.毎日発行することで連絡が行き、ユーザーの目に留まりショップの意識づけにつながる

3.楽天市場のクーポン期限アラートの機能を最大限利用するため

特に3つ目が重要となります。楽天市場のお知らせ機能として「クーポン期限についてのアラート」機能が搭載されています。

この機能は「クーポンの利用期限が迫っています」とユーザーにメッセージが届く機能です。

つまり日付限定のクーポンを発行することによって、毎日楽天市場からメッセージが届くためユーザーの利用促進にもつながっていきます。

4. リピート率アップのためにサンキュークーポンを発行

楽天スーパーセールは売上UPを見込めるキャンペーンですが、セール終了後も商品をリピート購入してもらうことでLTV向上を狙うことが可能です。

そこでリピート購入をしてもらうために「サンキュークーポン」を発行しましょう。

サンキュークーポンとは、購入者に対して後日、特別なクーポンを発行する施策です。

割引率は5%以上のものが効果的と言われています。また100円OFFや300円OFFといった、一定の金額を割引くクーポンでも効果はあります。

サンキュークーポンは全員配るとコストが掛かります。そのため新規顧客のみに発行しましょう。設定方法は楽天のRMSで簡単に行うことが可能です。

アクセス数が3倍以上になる楽天スーパーセールで効率よく新規顧客を獲得していきましょう。

5. 楽天スーパーSALEサーチの登録を実施

上述した通り、楽天スーパーセールの期間中は「スーパーSALEサーチ」が実装されます。

楽天スーパーSALEサーチを使いこなすと、売上が大きく変わるのでぜひ有効活用するのがポイントです。

楽天スーパーSALEサーチは「半額以上サーチ」と「10%OFF以上サーチ」の2種類があります。

・10%以上の割引商品「スーパーSALE割引」

・50%以上の割引商品「スーパーSALE半額」

というアイコンが付き商品を目立たたせることか可能です。ユーザーの目につきやすくなり、アクセスUPにつながります。

オススメとして「半額以上リサーチ」に反映するように商品登録を行うことが挙げられます。半額以上の割引はインパクトが強くユーザーにもメリットが大きいのが特徴です。

開店したてのタイミングでは、知名度がなくユーザーにアクセスしてもらうのが非常に大変。どんなによい商品を扱っていても、アクセスがなければ売ることはできません。

そのため半額以上リサーチにヒットするような目玉商品を登録し、ショップへのアクセス増加を目指しましょう。

半額が難しい場合は10%OFF以上の割引を行いましょう。楽天スーパーSALEサーチは事前入稿が必要です。

楽天スーパーSALEサーチを使いこなすことで、売上が2倍、3倍となることも珍しくありません。

6. 半額で売れる商品をピックアップして半額サーチに登録

上述した通り、楽天スーパーSALEサーチの割引率半額以上にヒットさせるのは非常に重要です。

そのため半額で売れる商品をピックアップし、半額サーチに登録する必要があります。

申請の手順については、記事の後半でお伝えします。

7. 目玉商品枠へエントリーして売上UP

楽天スーパーセールは「タイムセール枠」と呼ばれるセールがあります。

タイムセールはその名の通り、時間制限を設けて商品の販売を行います。

タイムセールの最大のメリットは「楽天市場のトップページ」に掲載されることです。

多くのユーザーの目に留まるため、売上UPが見込めます。

ただしタイムセール枠は誰でも行えるわけではなく、完全審査制で審査が通った商品のみ掲載されます。

具体的な審査基準は以下の通りです。

1.通常価格よりも10%以上の割引が可能

2.レビュー件数10件以上

3.レビューの評価が★4つ以上

4.在庫数×販売数で50万円以上の売上が確保できる商品

5.商品自体の需要がある程度高いこと(※非公表要素)

6.販売価格がネット上の最安値に近しいこと(※非公表要素)

エントリー自体は無料ですし、実際に掲載された時の広告費も無料のため上記の条件を満たす商品があれば必ずエントリーをしましょう。

準備する上での注意点

楽天スーパーセールは事前準備が大切です。

しっかりと事前準備を行い楽天スーパーセールを迎えましょう。

準備するうえで特に大切な項目は以下の2つです。

1.サーチ申請の注意点

2.プロモーションに関する注意点

一つずつ解説していきます。

サーチ申請の注意点

サーチ申請はスーパーセールの3週間前から行うことが可能です。事前登録必須なので、期限を忘れずに必ず行います。

サーチ申請に商品が掲載されるには最低10%以上の割引が必要です。

10%OFFというのは、指定期間での最低販売金額を基準に審査されます。

例えばサーチ直前まで1,000円で販売していたものであれば、900円以下で販売する必要があります。

注意しないといけないのが二重価格表記です。

例えば、通常1,000円で販売しているものを、セール販売価格を2000円にして50%OFFの1,000円として販売するのは、違法になるので注意することが大切です。

またサーチ申請の審査に合格するためには、価格割引以外も確認されます。

例えば「対象商品を指定したクーポンが2週間以上適用されていないか」「販売期間が足りているか」などがチェック項目となります。

そのほかにも細かい審査はありますが、重要なのは

・サーチ審査1か月半前に商品を定価に戻す

・クーポンや送料変更など価格に関わる設定を変更しない

・二重価格表記にしない

以上3つに気を付けるように心がけましょう。

プロモーションに関する注意点

商品のプロモーションは非常に大切ですが、注意をしないとガイドラインに抵触してしまう可能性があります。

例えば「激安」や「70%OFF」などの文言を根拠なく表示することはガイドラインで禁止されています。

激安というのは何をもって激安なのかを、根拠をもって説明しなければ表記できません。

また70%OFFという表記も、一定期間販売した実績がなければ表記できません。

以前二重価格表記で指導を受けたため、規制が厳しくなっているので、楽天市場に出店したことがある人でも、ガイドラインはもう一度確認することをオススメします。

さいごに

以上楽天スーパーセールの対策と注意点をご紹介させていただきました。

楽天スーパーセールは申し上げたとおり売上を上げる上でとても重要なイベントのため逃さずに準備を進め売上を上げていきたいところです。

弊社では楽天スーパーセール対策を始め、下記のようなマーケティング支援をさせていただいております。

・広告運用

・楽天SEO

・商品画像改修

・商品ページ改修

「リソースが足りない」「知識がないため困っている」などご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

水谷

この記事を書いた人

水谷
ディレクター

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