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【楽天スーパーセール攻略】売上拡大に繋がるメルマガ戦略!

2022.03.05
EC運用
■この記事でわかること
✅ 楽天スーパーセールにおけるメルマガの重要性
✅ メルマガ戦略観点
✅ メルマガ戦略分析観点

大きな売上を期待できる「楽天スーパーセール」。

楽天スーパーセールに向けて、メルマガの配信を検討している店舗運営者の方もおられるでしょう。

メルマガは楽天スーパーセールにおける、売上最大化の施策として非常に有効です。

詳しくは後述しますが、メルマガ戦略としては「配信のタイミング」と「ターゲットを絞る」ことが重要です。

「楽天スーパーセールでメルマガを活用したい!」という方は、ぜひご一読ください。

これから楽天市場への出店を検討されている方は下記記事も参考にしてみてください。

楽天メルマガとは!?

楽天メルマガは1件につき1円で配信できます。

楽天指定のリストへ配信する場合、週に1回無料。

広告を出すより安価で宣伝できるのが魅力です。

楽天メルマガでは、5種類のメルマガを送付できます。

  • PCテキストメール
  • HTMLメール
  • レスポンシブメール
  • モバイルテキストメール
  • モバイルHTMLメール

順に解説していきます。

楽天メルマガ① PCテキストメール

PCテキストメールは、PC宛に配信する「テキストオンリー」のメルマガです。

テキストのみであるため、少々見づらさを感じさせます。

楽天メルマガ② HTMLメール

HTMLメールはGoogleやicloudに配信できるメール。

タイトル・本文・テキスト本文を作成し、配信します。

HTMLメールのタイトル

タイトルは、ご自身で考えたものをそのまま使用しましょう。

キーワードや記号をうまく使用したタイトルを心掛けてください。

■HTMLメールの本文

本文はHTMLタグを挿入できます。

ご自身での挿入もできますが、RMSを使ってお手軽に挿入もできるので、好きな方でタグを挿入してください。

HTMLメールは他のメールと違い、デザインの幅が広がることが特徴です。文字の装飾や画像の挿入が可能となっております。

そのため積極的にメルマガ内に画像を適宜配置するようにしましょう。

そうすることによってユーザーに伝えたいことが的確に伝えられたり、ユーザー側も画像で視覚的に理解度が高められたりするためおすすめです。

また、メルマガには楽天の商品ページなどに遷移するリンクを挿入すると思いますが、挿入する箇所として文字に対してだけでなく、画像にリンクが入っている方がクリックしやすくなるため、画像内にもリンクを設置することをおすすめします。

■HTMLメールのテキスト本文

テキスト本文は、ユーザー側がメールの画像を表示しない設定の場合に配信する内容です。

基本的に、本文で書いたテキストをこちらにも記載しておくと良いでしょう。

■HTMLメールのメリット

テキストではなく、HTMLメールを使用することによって下記のメリットがあります。

  • デザインの幅が広がることでユーザーに伝わりやすくなる
  • 開封率や送客数、転換率が測定可能となる

デザインの幅が広がることによって、ユーザーにとってわかりやすいメルマガの作成が可能です。

送客数の引き上げが期待できます。

さらに、数値の測定ができることによりユーザーの反応がよかったメルマガを分析し、PDCAを速く回すことができます。

楽天メルマガ③ レスポンシブメール

レスポンシブメールは、ユーザーの環境に合わせて自動で文字サイズなどを変更してくれるメールのことです。

PC・スマホ・タブレットにあわせてサイズが変更されるため便利ですがレイアウトの自由度が低いというデメリットがあります。

楽天メルマガ④ モバイルテキストメール

キャリアアドレス宛に配信できるメールです。

テキストメールであるため、視覚的にはあまり優れていません。

楽天メルマガ⑤ モバイルHTMLメール

こちらはキャリアアドレス宛にHTMLメールを配信できるメール。

②のHTMLメールと同じく、タイトル・本文・テキスト本文を作成します。効果測定も可能。

②との違いは画像サイズが横幅240pxまでということと、HTMLタグを自分で挿入する必要があることです。

モバイルHTMLメールの作成方法は②とほぼ同じです。

  • タイトルはご自身で考えたもの
  • 本文は画像を入れて見やすいレイアウトで作成
  • テキスト本文は、本文のテキストをもってくる

おすすめのメルマガは、効果測定ができる②のHTMLメールと⑤のモバイルHTMLメールです。

メルマガは楽天スーパーセールの戦略としてなぜ重要?

メルマガが戦略として重要な理由は主に2つです。

  • 広告配信と比べて安価
  • 既存客へのアプローチができるため、リピーターの創出やLTVの向上が狙える

それぞれ解説していきます。

メルマガは広告配信と比べて安価

楽天のメルマガは1件につき「1円」で配信できます。

広告配信は掲載系広告という分類だと、安くても「4万円」、大型の広告となると「100万円」を超えます。

メルマガはかなり安価に宣伝できるのが大きなメリットです。

既存顧客の掘り起こしやLTVの向上が狙える

リピーターの創出、LTVの向上を見込めるのがメルマガのメリットです。

この2つのメリットには「単純接触効果」が関係します。

単純接触効果において重要なのは「1回の長さ」ではなく「回数」であるため、定期的に配信できるメルマガとは好相性です。

■既存顧客の掘り起こし

メルマガの配信対象は既存客です。「ずいぶん前に1回だけ購入した」というユーザーもいます。

そういった方へ定期的なメルマガ+スーパーセール用のメルマガを配信することで、店舗の再認知につながり、リピーター化が狙えます。

■LTVの向上

まず定期的なメルマガ配信で、ユーザーに自社を認知してもらいます。

メルマガの内容やお得なクーポンなどにより、ユーザーが「ファン化」すればLTVの向上が見込めるのです。

「ファン化」のためには、後述の「メルマガ戦略」が大切となります。

まとめるとメルマガのメリットは安いことと、リピーターの創出、LTV向上を期待できることが挙げられます。

楽天スーパーセールに使えるメルマガ戦略

楽天スーパーセールに合わせたメルマガは重要ですが、むやみにメルマガを配信しても効果は出ません。

戦略を立て、ユーザーニーズを満たすような配信内容にこだわったメルマガが必須です。

内容にこだわったメルマガを配信するためには、以下の2つが重要です。

  • 配信のタイミング
  • ターゲットを絞る

順に見ていきましょう!

メルマガ戦略① 配信のタイミング

楽天スーパーセールのメルマガ配信のタイミングは大きく分けて4回。

  • 開催前:事前告知のメルマガ
  • 開催中:楽天スーパーセール開催中の旨を伝えるメルマガ
  • 終了直前:残り〇〇時間!という内容のメルマガ
  • 終了後:レビューを促すメルマガ

このようにメルマガを配信するのがオーソドックスな方法です。

メルマガ戦略② ターゲットを絞る

楽天スーパーセール開催中に送るメルマガは、ユーザーを属性ごとに分けて配信内容や時間を変えるのが効果的です。

ユーザーの分け方としては以下の2通りです。

  • 購入頻度で分ける
  • ペルソナを設定する

順に解説します。

■購入頻度で分ける

リピーターには「日頃の感謝をこめて限定クーポンを贈呈」というメルマガが効果的となります。

そうでないユーザーには「カムバックキャンペーン」等、「しばらく購入されていないユーザー限定」を前面に押し出したメルマガが効果を期待できます。

■ペルソナを設定する

その商品を売るべき「ペルソナ」を明確にすることがメルマガ戦略で非常に大切です。

メイクの時短商品であれば、社会人の女性がペルソナになります。

「5分でバッチリメイク!忙しい女性の味方」などのメルマガを、社会人女性に向けて配信すると効果が見込めるでしょう。

ペルソナを設定したメルマガは、配信時間も大切です。

社会人女性であれば、お昼休憩の12時〜13時や退社後の18時以降あたりがメルマガ配信のタイミングです。

有効なメルマガ戦略とは、以上のように内容にこだわったメルマガです。

配信のタイミングを考え、ターゲットを明確にしたうえで、メルマガの内容にとことんこだわってください。

メルマガ配信後は分析が大切

戦略に基づいたメルマガ施策をしたあとは、分析を行うことが大切。

分析しPDCAを回すことで、次回以降のメルマガに大いに役立ちます。

メルマガ分析の際には以下の3項目に着目しましょう。

  • 開封率
  • 送客数
  • 転換率

これらの数値の説明と、数値が優れない場合に課題がどこにあるのかをお伝えします。

メルマガ分析項目① 開封率

開封率はメルマガが開封された割合を示します。

メルマガの開封率は20%ほどです。アメリカのコンスタントコンタクト社が出しているデータによると、2021年3月で開封率は16.97%でクリック率は10.29%です。

参照:メルマガのクリック率の平均は?平均値を高めるポイントを紹介。

開封率は【開封率=開封数÷有効配信数×100】で算出されます。

■開封率が優れないときの対処方法

開封率が優れないときにはタイトル(件名)を見直してみましょう。

キーワードをうまく入れてみたり、目立たせたいところには【】などの記号を入れるなどして他社のメルマガとの差別化が必要です。

メルマガは開いてもらえないことにははじまりません。

ユーザーの目に留まるようなタイトル(件名)が大切になります。

メルマガ分析項目② 送客数

送客数はメルマガのリンクから楽天のページに遷移したユーザー数のことです。

分析する上で、割合を出すと現状の良し悪しが測れるため「送客率」を算出しましょう。

【送客数÷開封数×100】で送客率が出ます。

開封数は【メルマガ配信数×開封率】で算出可能です。

送客率は一般的に5〜10%です。先述のデータにあったクリック率と同じと捉えていただいて構いません。

■送客率が優れないときの対処方法

送客率が優れないときはメルマガコンテンツの内容、デザインを見直してみましょう。

クリックしてもらえるメルマガは、視覚的に優れています。

誤字脱字がないかや、リンク設置場所の明確化など、ユーザーにとって「見やすい・わかりやすい」メルマガにすることが大切です。

メルマガ分析項目③ 転換率

転換率は、メルマガから購入につながった割合です。

転換率は普段(楽天スーパーセール期間ではない通常期)よりアップしているかを確認します。

楽天スーパーセール期間中はユーザーの購買意欲が高いため、普段よりも転換率はアップしていることが多いことが想定されます。

■転換率が通常期より優れないときの対処方法

楽天スーパーセール期間中でも、転換率が良くないときには導線がうまく引けていないことが考えられます。

たとえばメルマガから直接商品ページへリンクさせるのは、あまりよくありません。

よくない理由はユーザーからすると、いきなり商品ページに飛ばされても「急になんだろう」となったり、「売り込み」を強く感じてしまうためです。

こうならないためには、メルマガのコンテンツ内容とあった楽天スーパーセールの特設カテゴリページを挟みましょう。

ひとつページを挟むことで、ユーザーも「楽天スーパーセールをしているんだな」と認識できますし、商品の「売り込み」も感じづらくなることが想定されます。

配信後には必ず

  • 開封率
  • 送客数
  • 転換率

これら3つの数値を分析し、次回以降の施策につなげましょう。

さいごに

以上、楽天スーパーセールで使えるメルマガ施策と施策後の分析、課題の見つけ方をご紹介させていただきました。

是非実践してみてください。

また弊社ではマーケティング支援をしております。

今回ご紹介したような施策の企画立案や実施、分析まで多岐にわたって承っておりますので「リソースが足りない」「自分たちでできるようになるまで一緒にやってほしい」などご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。

水谷

この記事を書いた人

水谷
ディレクター

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