【コンテンツSEOの基本】SEOで上位表示させる記事の作り方

「コンテンツSEOって聞いたことあるけど具体的な記事の作り方は？」

「SEOを意識してコンテンツ作成しているのに上位表示されない…」

そんな方も多いのではないでしょうか？

知識がないとweb検索での流入獲得が難しく、webサイトを運営するにあたって必須とも言われているコンテンツSEOを理解せずにコンテンツを増やし続けてもweb集客には繋がりません。

今回、この記事を読んでわかることはこちらです。

・コンテンツSEO対策で意識すること

・上位表示される記事の作成方法

本記事を最後まで読んで、コンテンツSEO対策への知識をつけて高品質記事で検索上位を狙いましょう。

コンテンツSEOとは？

コンテンツSEOとは、自社のホームページやブログに質のいいコンテンツを常に発信しつづけることで上位表示を狙えるSEO対策の一環。

一般的に、質のいいコンテンツとは「ユーザーが知りたい情報やユーザーの悩みを解決できる記事」のことで、サイト内容がユーザーファーストになるように意識することが大切です。

入念なキーワード選定や検索意図の深堀りをして、ユーザーが求めている情報をわかりやすく提供することで、ユーザーとGoogleの両者からの高評価に繋がります。

また、web集客をするならコンテンツSEOの知識は必須といわれているほど重要で、コンテンツSEOはホームページ・ブログ運営をしていくなかで欠かせない存在でしょう。

コンテンツSEOについてのGoogle公式発表

コンテンツSEOを意識するにあたってGoogleが公式発表しているガイドラインやGoogle社員が発信しているTwitterは必ずチェックしておくべき内容です。

日々アップデートが繰り返されているGoogleのガイドラインに対応するために、Googleが公言している内容を何点かピックアップしていきます。

コンテンツの上位表示に導いてくれるヒントをたくさん提供してくれているので、しっかりと理解を深めて記事を作成していきましょう。

E-A-T

E-A-Tとは、Googleがwebコンテンツのクオリティを評価するために重要視している内容です。

これら3つを満たしユーザーの求める情報を記事にすることで質のいいコンテンツの提供となります。

正確な情報を発信しつづけることを常に意識してコンテンツ作成をしましょう。

ユーザーの興味を惹き、信頼できる記事

人を引きつける有益なコンテンツを作成すれば、このガイドで取り上げている他のどの要因よりもウェブサイトに影響を与える可能性があります。ユーザーは閲覧したときに良いコンテンツだと感じると、他のユーザーに知らせたいと思うものです。

SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

Googleの「SEOスターターガイド」でも公言されているように、ユーザーにとってどれだけ有益で興味を惹くコンテンツを提供できるかでGoogleからの高評価を得ることができます。

Googleとユーザーの両者から高評価を得るために「質のいいコンテンツの提供」は必須です。

また、ユーザーが求めている情報を適切に提供することで満足度があがり口コミとして周りに拡散してくれる可能性も生まれます。

どれだけユーザーの満足度を高め質のいいコンテンツを追及できるかによって検索流入の差が歴然としてくるでしょう。

マイクロモーメントマーケティング

マイクロモーメントとは「買いたい」「知りたい」「見たい」などの欲求が生まれたときに、その場にあるデバイス（ほとんどはスマホ）を使って反射的に買い物をしたり調べものをする行動をさします。

このご時世ほとんどの人が持っているスマホですが、人は「何かを知りたい」と感じると60％もの人が即座にスマホで検索するという統計がでています。

さらに、「何かを購入したい」と考えている9割の人たちが、情報を得る手段としてモバイルで商品を検索して購入するための判断材料としているようです。

さらに、自分が求めている情報とぴったり一致した内容が提供されている企業サイトがあると、3人に2人は企業（ブランド）への好感度があがるといわれていて、検索後に商品を購入する大きなきっかけとなっています。

マイクロモーメントマーケティングの内容を理解することで、ユーザーが求める情報を追及することの重要度がわかります。

参考サイト：マイクロモーメント マーケティング モデル – Google で考える

ユーザー満足度を意識したコンテンツ作成

上記でGoogleからの公式発表の内容を理解したところで、実際に何を意識してコンテンツ作成していけばいいのか具体例を紹介していきましょう。

1つずつ丁寧にコンテンツ作成をしていくことがユーザーファーストとなり、ユーザーを1番に考えた結果が上位表示に繋がります。

記事を作成するうえで「何を意識して、どのポイントが大切なのか」をよく理解して質のいいコンテンツを作成しましょう。

キーワード選定方法

コンテンツを作成するうえで最も重要となるのがキーワード選定です。

「ユーザーの悩みを解決へと導く」を意識することが、キーワードを選ぶうえでの最大のコツとなります。

どのような悩みをもった人に検索されたい記事なのかを明確にすることでキーワードが浮かびあがって、訪問したユーザーが求めている情報とマッチすることで満足度をあげられるでしょう。

たとえば、最近太ってきたことに悩んでる男性は「ダイエット　メンズ」や「ダイエット　筋トレ」と検索したり、肌荒れに悩んでいる男性は「メンズ　美容」「メンズ　スキンケア」と検索します。

これらの「太った」「肌荒れ」などが、ユーザーの「悩み」であり検索キーワードになりうるのです。

そして、悩みをピックアップしてキーワードを決定するためには2つの方法があります。

キーワード候補の抽出に便利な2つのリサーチツールがあるので紹介します。

まずは「ラッコキーワード」という無料ツール（一部有料）を使って、コンテンツになるキーワード候補を複数あげてみましょう。

キーワード候補をいくつかあげるのにとても便利で、SEOコンテンツ作成にあたって欠かせません。

キーワードに関連するサジェストキーワード（検索候補）を教えてくれるので、表示された候補からさらにキーワードを絞りこんでいきましょう。

さらに「Googleキーワードプランナー」というGoogleが提供しているリサーチツールでは、キーワード候補の抽出の他に検索ボリュームや競合性などを確認することができます。

Googleキーワードプランナーは、上記で紹介したラッコキーワードでは出てこない新しいキーワードを発掘できることもあるので、SEOを意識したコンテンツには欠かせないツールです。

「新しいキーワードを見つける」という機能を使って、「キーワード」もしくは「webサイトのURL」で検索をかけると、検索をかけた内容に関連性のあるキーワード候補を抽出してくれる機能が備わっています。

自分では気付けないような「お宝キーワード」に出会うことができるため、ラッコキーワードと併用で使用していろいろなキーワード候補を確認してみましょう。

キーワードの絞り込みができたら「検索のボリュームと予測のデータを確認する」の機能を使って検索ボリューム（月間でどれだけ検索されているか）を調べていきます。

検索結果は「ダイエット　おすすめ」と「ダイエット　筋トレ」の検索ボリュームが多く、「ダイエット　メンズ」は検索ボリュームが少ないにしても競合性は高いということがわかります。

検索ボリュームが多いキーワードで上位表示に成功すると高い効果を得ることができますが、競争率が高いことからSEO初心者が勝ち抜くことは難しいでしょう。

そのため、上記のキーワードリサーチ結果では「検索ボリューム」と「競合性の高さ」から費用対効果が高い「ダイエット　筋トレ」を選定することで、上位表示を狙えます。

また、多くのユーザーが検索するビッグキーワードよりも、ニッチな複合キーワードが狙い目でもあります。

成果を生むことができそうなボリュームであり、競合性の高すぎないキーワードを選定することを意識してみましょう。

下記記事で損をしない、収益化するためのSEOキーワードの選定方法を事例を交えて分かりやすく紹介しています。

キーワードのグルーピング

キーワード選定が終わったあとに考慮する内容が「コンテンツ内容のグルーピング（グループ分け）」です。

検索ボリュームの少ないロングテールキーワードでコンテンツ作成をして、グルーピングした上位表示させたいミドルキーワードやビックキーワードのコンテンツを内部リンクすることでコンテンツの表示回数を増やす目的があります。

また、webサイト内の検索キーワードごとにグルーピングしておくことで、思うようにコンテンツの表示回数が伸びなかった時の数値検証に役立ちます。

「1つのグループだけ表示回数が少ないからキーワードに問題がある」や「グループ関係なく全体的に表示回数が少ないからサイト自体に問題がある」などの問題解決に向けてのヒントが得られるため重要です。

読者の検索意図の深堀り方法

ユーザーの検索意図を奥底まで深堀りすることにより、ユーザーが真に求めている情報を提供して質の高いコンテンツとなり上位表示に導くことができます。

ユーザーが検索をするきっかけとなっている「悩み」や「知りたいこと」を解決して欲求を満たしてあげることが大切で、表面だけの検索意図を汲み取っても奥が深く高品質なコンテンツにはなりません。

まず、ユーザーの検索意図を考えるうえで必要なのが「顕在ニーズ」です。

顕在ニーズとは、知りたいことが明確になっている状態のことで、ユーザー自身が感じ取っている「悩み」や「疑問」をさします。

入念なキーワード選定をおこなったあとは「顕在ニーズ」を汲み取ることが大切です。

顕在ニーズが明確になったところで、次に考えるのが「潜在ニーズ」。

潜在ニーズは、ユーザー自身でも明確になっていない根底にある要求や不安をさします。

たとえば「筋トレ　ダイエット」のキーワードで検索したユーザーの表面の悩みは「筋トレでダイエットできるのか知りたい」になりますよね。

これの顕在ニーズを深堀りしていくと「筋トレでダイエットしたい」→「筋肉で引き締まった健康的な身体になりたい」→「身体を引き締めて痩せたって言われたい」→「見た目に自信をもちたい」

このように、ユーザーがキーワードを検索して最終的にどのようになりたいか、未来を想像してあげると潜在ニーズが出てきます。

また、記事のターゲット層を上記の画像のように1人の人物像を造るくらい明確にしておくことで、より一層ユーザーに寄り添った記事となります。

ユーザーの奥底にある潜在的な欲求や悩みを満たしてあげることで質の高い記事となり、Googleからの高評価に繋がるでしょう。

ユーザー視点でのコンテンツ作成

質の高いコンテンツを提供するためには、ユーザー視点でのコンテンツ作成が重要です。

ユーザーの悩みやニーズ（需要・要求・必要）を考慮して、求められている記事を提供することでGoogleとユーザーの両者から高評価を得て上位表示へと繋がります。

まず、上位表示されている競合サイトのリサーチを怠らないことが大切です。

上位表示されている＝ユーザーの満足度が高い質のいいコンテンツとなり、構成やコンテンツ内容を参考にすることで自社コンテンツの上位表示へと繋がります。

また、検索意図を深掘りすることで浮き出てきた潜在ニーズに沿って、コンテンツの情報を網羅するとユーザーの満足度があがり高評価となるでしょう。

選定したキーワードで上位表示されているコンテンツのさらに上の情報提供をすることで、自身が作成したコンテンツがSEO的に高評価されると考えられます。

ユーザーの悩みを解決に導く

ここまでの流れで、コンテンツSEOを意識したキーワード選定からコンテンツ作成までが完了しました。

ただ、コンテンツ作成ができたからといって満足するのはまだ先の話です。

上記の例で選定した「ダイエット　筋トレ」で検索して訪問してくれたユーザーはしっかり納得したうえで悩みを解決できたのかを確認しなければなりません。

そして、「疑問の先まで解決」した次の段階がまだあります。

たとえば上記の画像だと「疑問の先まで解決」したあと、ユーザーはどのような行動をおこすと思いますか？

答えは「プロテインは何を買えばいいのかな？」「低負荷のトレーニング方法が知りたいな…」と感じ、さらに新しいキーワードで検索します。

そこで、ユーザーが次に検索する内容を想定してコンテンツに内部リンクを貼ることで、ユーザーが求める情報をさらに提供し、リンク先のコンテンツの質が良ければ顧客の定着率アップにも繋がるでしょう。

コンテンツが完成したあとは、必ず自社のコンテンツを読むことでユーザーの悩みが解決できているかをしっかりと確認し、更に「コンテンツの内容」や「悩みが解決したあとの更なる疑問」に沿った内部リンクを貼ることが大切です。

再検索キーワードをリサーチ

「知りたい情報を検索したつもりが、求めている情報と違い解決できなかった…」そう感じたユーザーが取る行動が「再検索」です。

数あるサイトの中からアクセスしてくれたユーザーをコンテンツから離脱させないために、「再検索キーワードをリサーチ」することが重要となります。

自身で選定したキーワードで検索をかけたときに検索画面下部に表示される「他のキーワード」が「再検索キーワード」となります。

上記の画像では「ダイエット　筋トレ」で検索をかけた場合に表示される「毎日」「メニュー」「男」が関連キーワードとして読み取れます。

また、再検索キーワードは「最初に検索したキーワード」の「次に検索が予想されるキーワード」を表示している場合もあるため、再検索キーワードを意識したコンテンツ作りが重要です。

これらのキーワードを調査し、取り入れることでよりユーザーの検索意図に沿ったコンテンツを制作することができます。

コンテンツSEO具体的な失敗例

オリジナル性がない

上位表示されている競合サイトの内容の質が高いといっても、真似ばかりしていてはGoogleからの評価がさがってしまいます。

また、真似をしすぎることにより「コピーコンテンツ」と判断されペナルティを受ける可能性も高くなり、万が一対象となってしまうとサイト全体の評価が下がり上位表示は難しくなるでしょう。

コンテンツは、実体験や深い知識（たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識）を明確に示していますか。

Google のヘルプフル コンテンツ アップデートについてクリエイターが知っておくべきこと  |  Google 検索セントラル ブログ  |  Google Developers

Googleが公言しているように、実体験や今までの経験に基づいた深い知識をコンテンツの内容に織り交ぜて作成することにより「オリジナル（独自性の高い）コンテンツ」となります。

競合サイトに似せたコンテンツ作成をして、上位表示を意識してもGoogleからの評価があがることはありません。

コンテンツ作成をするうえで1番に意識しなくてはならないことは「ユーザーファースト」であり、上位表示されるコンテンツを意識しすぎることで、逆に質の低いコンテンツとなってしまいます。

上位表示されているコンテンツが「なぜ上位表示されているのか」を考えながら参考にしつつ、独自の体験談や知識でユーザーが求めている情報提供をすることで、Googleからの高評価に繋がり上位表示されるコンテンツとなるでしょう。

想定読者がかけ離れている

コンテンツ作成をしていくと「ペルソナ」という言葉をよく見かけますよね。

ペルソナとは、想定読者のことで「年齢・性別・ニーズ（悩み・要求）」などを細かく設定することで読者ニーズを絞り、ユーザーの満足度をあげるコンテンツ提供ができます。

webコンテンツ作成をするうえで必須となる想定読者を意識せずに執筆してしまうと、記事を最後まで読まずに離脱されてしまう可能性が高くなります。

例えば「ダイエット　筋トレ」と検索した筋トレでダイエットをしたいユーザーにたいして「ダイエットには筋トレではなく有酸素運動をしましょう！」「筋トレよりも先に食事制限をしましょう！」と記事内で解説してユーザーは納得するでしょうか？

答えは「いいえ」です。

なぜなら「ダイエット　筋トレ」のキーワードで検索したユーザーは有酸素運動や食事制限を使ったダイエットの情報は求めていないからです。

「筋トレ　ダイエット」を検索したユーザーには「筋トレで痩せることはできるのか？」「ダイエットと筋トレは両立できるのか？」の悩みを解決できるコンテンツを提供することでGoogleとユーザーの両者からの評価があがり、記事の離脱も防げます。

ペルソナ（想定読者）を細かく設定することで、コンテンツ内容が想定読者からかけ離れてしまうようなことが起こらないように注意しましょう。

Googleガイドラインで推奨されていないこと

日々アップデートされているGoogleアルゴリズムですが、Googleが公式に発表している「推奨していないこと」が存在します。

「知らないうちにGoogleからの評価をさげていた」「SEOを意識したのに逆効果だった」とならないためにも、Googleからの公式アドバイスを見逃さないようにしましょう。

検索上位を意識しすぎたコンテンツ

そもそもSEOとは「ユーザーファースト」を第一に考えたコンテンツのことをさします。

検索上位を狙った「検索エンジン対策」のためのコンテンツは、逆にSEO対策にならずGoogleからの評価がさがる一方です。

・情報を求めているユーザーのためではなく、検索エンジンからユーザーを流入させるためのコンテンツ

・上位表示されることを狙って、話題性の高い内容で多くのコンテンツを作成している

・上位表示のために、キーワードが含まれているだけでサイト内の文章が意味のないものになっている

・自身のオリジナリティがなく、多くのサイトから文章をつなぎ合わせたり組み合わせたりしている

・ユーザーがコンテンツを読み終わっても満足度が低く、再度検索しなくてはいけなくなっている

・Googleの評価があがる文字数があるという情報から、特定の文字数でコンテンツ作成をしている

・検索流入獲得のために、実際に経験がない話題性のたかいコンテンツ作成をしている

・実際には答えがないはずの内容にコンテンツないで回答している（未定の商品発売や映画の公開日）

SEO スターター ガイド: 基本 | Google 検索セントラル  |  ドキュメント  |  Google Developers

無関係なキーワード

本来コンテンツ内に組み込まれているキーワードはコンテンツ内容と関連性の高いキーワードでなければなりません。

検索上位に表示されるために無理に関係のないキーワードや数字をコンテンツに詰め込むことで、ペナルティ対象となり検索結果から削除される可能性があります。

オリジナルコンテンツでユーザーにとって有益な情報を提供し、キーワードが文章に自然に入り込むように意識したコンテンツ作成をすることが大切です。

さいごに

オーガニック流入獲得をするために必須といわれている「コンテンツSEO」について解説してまいりました。

いろいろな視点から記事を作成することが重要で、Googleからの公式発表に常に着目する必要があります。

弊社では日々効果的なコンテンツSEOを研究しております。

「SEO記事の作成が難しい…」「自社メディアから商品を売るために上位表示したい」とお悩みの方は是非ご相談ください。