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「GoogleAnalytics(GA4)のカスタムディメンションの設定方法について知りたい」
本記事ではこのようなお悩みを解決いたします。
多くの企業では、デフォルト設定でGoogleアナリティクスを活用しているケースが多いため、カスタムディメンションの存在すら知らない方も多いです。
少し複雑な用語ではありますが、活用することでGoogleアナリティクスをより便利に活用できるでしょう。
Googleアナリティクスが持つ他の設定を加えることで、より深く、細かいデータを取得できるようにもなります。
目次
「カスタムディメンション」とは、「解析対象データをユーザが自由に設定できる」Googleアナリティクスの便利な機能です。
ディメンションとは「〇〇(項目名)別に数値を見る」という分析の「軸」を意味しています。
軸ごとに数値を設定することで、Googleアナリティクスの分析を行える仕組みになっています。
そして、Googleアナリティクス44(以下、GA4)では、ディメンションがデフォルトで複数設定されているため、設定なしで細かい分析が可能になっているのが特徴です。
しかし、カスタムディメンションは、デフォルトのディメンションに分析軸を「さらに追加」できるようになっています。
つまり、より「カスタマイズ性の高い」分析軸と考えれば差し支えありません。
そのため、WEB担当者はぜひ活用することをおすすめします。
カスタムディメンションを利用することで、サイト流入の新たな発見があるかもしれません。
たとえば、カテゴリーごとの記事PVや会員と非会員でのアクセス流入の違いなどについて、より細かい分析ができるようになります。
他にも、ユーザーの資料ダウンロードを行った日時や、閲覧している企業名といったCV直結につながるデータ分析も行えます。
カスタムディメンションに登録できる個数はGA4だと合計75個までです。
また、カスタムディメンションと似た用語に「カスタム指標」があります。
カスタムディメンションでは「分析の軸」を設定でき、カスタム指標では「分析数値」を指しています。
カスタム指標の詳細については、記事後半で改めて解説します。
カスタムディメンションとカスタム指標には、次の 4つの段階があります。
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設定 – カスタム ディメンションとカスタム指標を定義して、インデックス、名前、その他のプロパティ(スコープなど)を設定します。
収集 – トラッキング コードからアナリティクスにカスタム ディメンションとカスタム指標の値を送ります。
処理 – カスタム ディメンションとカスタム指標の定義およびビューフィルタを使って、データが処理されます。
レポート – アナリティクス管理画面でカスタム ディメンションとカスタム指標を使用して新しいレポートを作成します。
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GA4のデフォルトのディメンションで分析できる項目の一部は以下になります。
分析したい項目が、デフォルトで備わっているか確認してみましょう。
一方、GA4のカスタムディメンションの設定が必要な分析軸は以下のとおりです。
カスタムディメンションを利用することで、さまざまなサイトに対して分析が可能になります。
使用頻度が高いカスタムディメンションは、「会員登録の有無」です。
会員機能を搭載しているサイトでは「会員」「非会員」別に分析が可能なので、どちらにフォーカスしてサイト設計を行えばCVに繋がるかの決断をしやすくなります。
コンテンツマーケティングを攻略したいWEB担当者にとっては、ぜひとも設定しておきたい項目です。
GA4のカスタム指標について
GA4のカスタム指標はカスタムディメンションと同様に2020年10月から登場しました。
それ以前に作成されたパラメータは、Google アナリティクス4(GA4)側で自動的にカスタムディメンション・カスタム指標に変換されています。
カスタム指標でできる設定は以下のとおりです。
上記のような細かい設定も可能です。
また、カスタム指標を活用した分析方法で有名なのが、セカンダリディメンションを使った分析です。
セカンダリディメンションとは、カスタムディメンションを複数掛け合わせて分析することで、より踏み込んだ分析をすることです。
カスタムディメンションを設定するには、GA4の管理画面からカスタムディメンションを追加する必要があります。
「カスタムディメンション」を利用するには、以下のステップを踏む必要があります。
STEP1:「設定」>「カスタム定義」画面に移動する
トップページ左にある「設定」タブからカスタム定義をクリックすると、「カスタムディメンションを作成」ボタンが表示されます。
STEP2:カスタムディメンションを作成するボタンをクリックする
STEP3:カスタムディメンションについて、下記を設定しましょう。
①「ディメンション名」
②「範囲」
③「説明」
④「パラメータ」(ユーザープロパティ)を決めて
⑤「作成」をクリック
カスタムディメンションの名前は、できるだけ他のカスタムディメンションと判別しやすい名前にしましょう。
その下の「範囲」はプルダウンで次の中から設定できます。
「範囲」は分析軸の数値範囲を示しており、どこまでの「範囲」でラベルをつけるのかを表しています。
「ヒット」とは、イベントやPV、売上データの1つ1つの点(ヒット)にラベルをつけることを意味しています。
「セッション」とは、アクション後の「セッション」全体にラベルをつけることを意味しています。
新しいセッションや別日のサイト訪問には異なるラベルを付けます。
たとえば、ログインと非ログインのセッションを区別したい場合に選択するのがおすすめです。
また、セッションを選べば訪問単位でのカウントが可能です。
一方、ユーザーであればユニークユーザー単位で分析が可能です。
カスタムディメンションは合計75個まで作成できます。
カスタムディメンションが追加された場合は、カスタム定義の項目で確認できます。
最初の設定は、少しハードルが高いと感じられるかもしれませんが、一度設定すればレポートの確認は容易です。
イベントスコープパラメータの場合のトラッキングコードは以下を記述します。
<script>
gtag(‘event’, ‘<イベント名>’, {
‘<パラメータ>’: ‘<値>’
});
</script>
ユーザスコープパラメータの場合のトラッキングコードは以下を記述します。
<script>
gtag(‘set’, ‘user_properties’, {
‘<パラメータ>’: ‘<値>’
});
</script>
カスタム指標は1つのプロパティにつき上限は50個まで作成できます。
まずは、カスタムディメンションと同様に、作成・カスタム指標作成ボタンをクリックしましょう。
その後、カスタムディメンションと同様に、カスタム指標名を入力して保存をクリックしましょう。
手順の流れは、カスタムディメンションと大きく変わりません。
カスタム指標では、「イベントパラメータ名」と「カスタム指標名」のみならず、値の「測定単位」を「標準」「通貨」「距離」「時間」から選択して指定することができます。
<補足>
設定したばかりだと、カスタムディメンションがすぐ反映されないことがあります。
※Googleの公式サイトによれば、最大48時間反映されないことがあります。
本記事では、GA4のカスタムディメンションの設定方法について解説しました。
カスタムディメンションを設定することで、より深い分析が可能になります。
ぜひ本記事を参考にして、カスタムディメンションを実践してください。
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