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令和以降、Googleが求めるコンテンツのハードルが上がっています。
本記事では、「このSEO対策はあまり効果がなくなっている」と言われているSEO施策を4つご紹介します。
今まで行っていたSEO施策に該当すれば、無駄な作業を省けるので、 WEB担当者に役立つ記事となっています。
目次
2022年以降は、Google検索におけるWEBサイトの上位表示がますます難しくなってくるでしょう。
少し前であれば、コンテンツと被リンクの数が多いWEBサイトが上位表示されておりました。
しかし、近年、Googleで上位表示を狙うには、単純にコンテンツと被リンクを量産するだけでは、難しいです。
良質なコンテンツ制作及び関連性が高いWEBサイトからの被リンク獲得等、Google検索で上位表示させるための要件はより一層ハードルが高くなっています。
そのため、本記事では少し前までは上位表示に有効と言われていて、かつ2022年現在も効果が高いと誤認されやすいSEO施策を紹介してまいります。
上位表示されやすいコンテンツ制作方法について下記記事も参考にしてみてください。
Googleのアルゴリズムは日々進化しているため、ネットに散見されるような小手先のSEO対策が通用しなくなりました。
2022年以降通用しづらくなってきたSEO施策は以下の4つです。
それぞれ解説していきます。
長文コンテンツであればあるほど、SEOに良い影響を必ず与える時代は終わりました。
2000文字未満の少ない文字数だとコンテンツの網羅性に欠けるため、上位表示が難しくなります。
しかし、Google社員で検索アルゴリズムを中心に担当していたジョンミューラーは単語数は重要ではないと述べています。
単語数は品質を示すものではありません。何も言わない言葉がたくさんあるページもあります。一部のページには、クエリに非常に重要で関連性のある単語がほとんどありません。あなたはあなたのコンテンツを(うまくいけば)最もよく知っていて、それが詳細を必要とするかどうかを決めることができます。
https://twitter.com/JohnMu/status/1021690796691607552
このことは、Googleでの上位表示10記事の文字数を確認してみると、よくわかります。例えば、「SEO」というキーワードであれば上位10記事の文字数は以下のとおりです。
順位 | 文字数 |
1位 | 12,457 |
2位 | 24,294 |
3位 | 9,594 |
4位 | 9,765 |
5位 | 29,812 |
6位 | 6,516 |
7位 | 20,049 |
8位 | 30,059 |
9位 | 21,358 |
10位 | 67,647 |
上記を見てみると、文字数が6,516の記事が6位に表示されており、文字数が他の記事より明らかに少ないのに上位表示されています。
このことからも長文であることが上位表示において直接的な甲があるといえないことが分かります
逆に言うと比較的文字数が少ない記事でも上位表示を狙うことは十分可能です。
文字数は関係がないという解説をしましたが、文字数が多いほど記事の網羅性が高くなり、ユーザーの悩みを解決しやすくなるため、上位表示が容易になると言われています。
しかし、ユーザーの悩みを解決できない質の低い記事を長い文章で執筆するよりも、短い記事でもユーザーの悩みを解決できるような質の高いコンテンツの方が上位表示されやすいと考えられます。
この考えは、Googleの理念にも沿っています。
質の高いコンテンツを維持できるのであれば、長文コンテンツはSEO施策に良い影響を与える可能性があります。
Googleは1記事で読者の悩みを全て解決できる網羅性という観点で順位表示のアルゴリズムに影響を与えると言われています。
網羅性の高い記事を目指すのであれば、自然とコンテンツの文字数が増えます。
一番よくないのは、質の低い内容で文字数をだらだら増やすことです。
しかし、コンテンツの良し悪しを判断することは、 WEBに精通している方以外は難しいですよね。
このような方は、一度4,000〜6,000文字といったボリュームで記事を投稿しておき、50〜30位で停滞はしているものの上位表示が見込めそうな記事をリライトして10,000文字程度の長文コンテンツにすることがおすすめです。
コンテンツや記事に対策キーワードを含めれば含めるほど、上位表示が狙えるという情報が出回っておりましたが、不自然に本文キーワード率を含めすぎると、スパムコンテンツとみなされる可能性があり、SEOに大きな悪影響を与えます。
ユーザーの検索意図に応えるために一定の対策キーワード含有は不可欠ですが、目的がキーワードの含有率を高めることになってしまうと本末転倒です。
Googleアルゴリズムは、キーワードの有無だけで決まらず、文章ごとの文脈に応じてコンテンツの質を判別できます。
Googleは2019年10月25日、公式ブログにおいてBERTを検索エンジンに導入しました。
BERTとは、Bidirectional Encoder Representations from Transformers の略であり、要するにGoogleのアルゴリズムは文章の文脈でコンテンツの良し悪しを判別できるまでになりました。
見出しごとにフリー画像を挿入し、記事にメリハリをつけることはテキストのみの記事に比べると読みやすくはなりますが、SEOに大きな効果を期待できないでしょう。
単純にテキスト+画像(フリー画像含む)もSEO対策に効果的だと誤認されるケースの1つです。
タイトルと関係がない画像挿入は、場合によっては読者を混乱させる原因になります。
たとえば、プログラミングをテーマにした記事の場合、ITに関する画像を挿入することが望ましいです。サイト全体の統一感も生まれ、見栄えもよくなります。
そのため、プログラミング言語の記事内容にもかかわらず、森林や海といった自然のフリー画像を挿入するといった無関係な画像を挿入することはできるだけ避けましょう。
画像挿入はテキストだけでは理解が難しい場合や図解での解説がユーザーの理解を助ける場合に活用することが好ましいです。
直接的なSEO効果はあまりありませんが、読みやすくユーザービリティが向上され、滞在時間や読了率も向上するので間接的にSEO効果を高めることに繋がります。
一昔前に手っ取り早く上位表示させるために機械的に被リンク数を集める施策が横行し、専門の業者が現れるほどSEOの効果に付与することがありました。
いわゆるリンクファームです。
以前施行されたペンギンアップデートにより低品質な被リンクにはペナルティが与えられるようになり、機械的に被リンクを獲得して数だけ増やしていくSEO施策にも効果が期待できなくなりました。むしろペナルティが与えられる可能性があるので逆効果です。
2022年現在では地道に獲得した良質な被リンクが評価されるようになっています。
例えば良質な被リンクは
などが該当します。
2022年現在、効果が見込めないSEO対策をご紹介しましたが、4つそれぞれ的を得た内容でSEO施策を講じれば高い効果を見込むことができます。
SEO対策を意識しすぎると
といったミスを犯してしまいがちです。
もっとも重要なことは、画面の前にいるユーザーであることを忘れないようにしましょう。
SEO施策には「タイトル」や「見出し」など基本的なことから、コンテンツSEOといった目に見えないコンテンツの質もGoogleの評価とみなされます。
外部SEO、内部SEO、コンテンツSEOのなかではダントツでコンテンツSEOが重要であり、「コンテンツイズキング」と言われる理由です。
すでに廃れてしまったSEO施策もあれば、令和から重要度がさらに上がっていくSEO施策もあります。
2022年以降、より重要になるSEO対策は以下の3つです。
それぞれ解説します。
Core Web Vitalsを一言でまとめると、サイト全体をユーザーがつかいやすいかどうかを測る指標です。
具体的には以下の3つの要素が重要視されています。
Core Web Vitalsは、以下3つの要素があります。
LCP(Largest Contentful Paint ):読み込み速度はコンテンツがすべて読み込まれるまでの時間を指標としています。
考えられる対策は以下が考えられます。
どれも手軽にできるので、ぜひ確認しておきましょう。
FID(First Input Delay)は操作の反応速度のことです。
といったサイトの反応速度です。
FIDの判断基準は以下のとおりです。
CLS(Cumulative Layout Shift )はページコンテンツの見やすさです。
といった、ユーザーの利便性に関する指標になります。
CLSの判定基準は以下のとおりです。
EATは
の頭文字をとったものです。
Expertise(専門性)はコンテンツテーマの専門性が高く、1つの分野に特化した記事がGoogleに評価されやすい傾向があることです。
Authoritativeness(権威性)は「誰」が主張しているかを測る指標であり、被リンクの数や質、サイテーション、サイト運営期間や実績の内容などが権威性に関わると言われています。
Trustworthiness(信頼性)は、ユーザーを惑わさない信頼できる情報であるかどうかが指標となっています。引用先が官公庁や行政機関といった信頼できる情報から引用されているかも重要な判断基準です。
Google品質ガイドラインでは、EATという単語が100回以上登場しており、GoogleがいかにEATを重要視しているかがわかると思います。
「権威性」「信頼性」「網羅性」を高める方法は以下の表が考えられます。
EATを攻略するには | EATを高める方法 |
Authoritativeness(権威性) | 執筆者が、執筆ジャンルに精通している方か監修者の有無運営者情報、お問い合わせページを作りこんでいるか |
Trustworthiness(信頼性) | 信頼にあたるデータを引用しているか被リンク先は信頼できる質の高いサイトか主張が科学的コンセンサスと相違ないか |
Expertise(専門性) | 1記事でユーザーの悩みをもれなく解決できるボリュームあるコンテンツか最低限の文字数を確保できているか(2000文字~)専門性の高い記事を更新できているか |
ユーザー側からすると、医者ではない方が病気や薬の効果に関する記事を執筆するのは、信憑性に欠け、不安を煽ってしまいます。
EATを達成するには、ユーザーに焦点を当てることのみを考え続ければ自ずとEATを満たすサイトになります。
ユーザーエクスペリエンス(UX)とはユーザー体験と訳され、Webページやブランディング、PRなどを通じてユーザーが得る体験です。
Core Web Vitalsもユーザーエクスペリエンスの1種といえるかもしれません。
SEOの文脈で語られることは少ないものの、今後SEO×ユーザーエクスペリエンスがサイト運営を成功させるキーになっていくでしょう。
考え方によってはSEOはUXの1種であるため、UXにはWebデザイン、機能、使いやすさ、およびブランディングの側面が強く、スマホを手にとる前のユーザーにも焦点をあてます。
例えば、「スターバックスコーヒー」のブランディング、使いやすさ、webサイトやPRにより、わたしたちは「おしゃれ コーヒー 渋谷」で検索してスタバに行くことはめったにありません。
多くの方は、「スタバ おすすめ 商品」と指名検索を行います。
これはスタバのWEBサイトのSEOのみならず、
といった、オンライン×オフラインの両方でユーザーから支持を得ることで多くの指名検索を獲得しています。
これはコカ・コーラやユニバーサルスタジオジャパンも同様であり、SEOによって集客した顧客の口コミや評判はブランディングとなり、SEOにも良い影響をあたえます。
ユーザーエクスペリエンスを意識することで、サイト全般のユーザビリティが高くなるため、コンテンツの評価によい影響を与えます。
ブランディングや指名検索は一朝一夕で達成できるものではなく、道のりも長いです。
そのため、まずはサイト内でUXを高めることから始める必要があります。
具体的には以下のような項目が該当します。
このように、ユーザーのUXを高めるためにできることはSEO施策においても重要な意味を持ちます。
手軽にできるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
本記事では2022年以降大きく効果が見込めないSEO施策についてご紹介いたしました。
もちろん、軸となるSEO施策のもと本記事で紹介した4つのSEO施策する場合には効果を加速させる要素にはなる可能性は十分にあります。
弊社では課題や目標に合わせてSEO運用のコンサルティングを実施していますので、少しでもSEOを効果を引き上げたい方はぜひ無料相談にてお問い合わせください。