害虫駆除業者のSEO対策│取り組むべき理由・5つの施策を解説
「害虫駆除業者の集客をホームページでしたい」
「ホームページ集客の具体的な方法がわからない…」
そのように感じている害虫駆除業者の方に向けて、ホームページ集客を徹底解説いたします。
直接営業が難しい「害虫駆除」ですが、SEO対策をしてホームページを上手く活用することでお客様からの認知度があがり集客に繋がります。
この記事でわかることは以下のとおりとなります。
- 害虫駆除業者がSEOをやるべき4つの理由
- 害虫駆除業者が行うべき5つのSEO施策
- SEO対策で重要なコンテンツ作成の手順
ホームページ集客を成功させるために、1つずつ詳細を説明します。
SEO対策をしっかりしてホームページの上位表示を目指し、新規顧客獲得に繋げましょう。
目次
害虫駆除業者がSEOをやるべき4つの理由
害虫から人・家を守る害虫駆除業者ですが、認知度が低いと依頼の獲得が難しかったりしますよね。
検索エンジンからの顧客獲得が主流となってきて、webに関する知識がないと集客が難しくなってきている現状があります。
ユーザーが害虫駆除を検討した際に、すぐ気付いてもらえるサイトであることが重要です。
- コンテンツの幅が広く、上位表示を狙いやすい
- 自社サイトでコスパ良く集客できる
- CV(ネットからお申込み)する見込みが高いキーワードが明確である
上記の3点を踏まえて「害虫駆除業者がSEO対策をやるべき理由」を徹底解説します。
コンテンツの幅が広く、上位表示を狙いやすい
害虫駆除業者がSEOで上位表示を狙うには、検索回数の少ない複数語を組み合わせたロングテールキーワードがおすすめです。
ハチ・ダニ・ゴキブリ・シロアリなど虫ごとに駆除、予防の方法が異なることから、キーワードの組み合わせが多く存在します。
そのため、キーワードのすそ野が広く、情報を網羅することが可能です。
例えば、シロアリ駆除を得意とする害虫駆除業者であれば「シロアリ 駆除 〇〇(地名)」や「シロアリ 予防 費用」など検索ボリュームの低い組み合わせを狙うことができます。
SEO対策をするうえで、最初からビッグキーワード(「害虫予防」や「害虫駆除」などの検索ボリュームの多い単一のキーワード)で上位表示を狙っても競合サイトが多いため難しいでしょう。
一方で、ロングテールキーワードは、キーワードにマッチするコンテンツを持つ競合サイトが少なく、上位表示が狙いやすいです。
比較的上位表示を狙えそうなキーワードを選定してユーザーに閲覧してもらい、ビッグキーワードのコンテンツに流入してもらう方法もあります。
キーワードのすそ野が広い「害虫駆除」は、上位表示を狙えるロングテールキーワードが多いため、SEO対策がしやすい分野といえるでしょう。
自社サイトでコスパ良く集客することができる
SEO対策をすることで、自社サイトでコスパ良く集客ができます。
集客を行うために必要な媒体や流入経路をさすことをマーケティング用語で「集客チャネル」といいます。
ここでは「自社サイト」が集客チャネルとなり、自社サイトから流入させるためにはSEO対策は欠かせません。
自社サイト集客のコスパが良い理由としては、早く悩みを解決したいと考えている検索ユーザーが「情報収集」「相談」「依頼」までのリードタイム(各工程の時間)が短いことがあげられます。
SEO対策として、ユーザーが求めている情報を適切に提供できているコンテンツを上位表示させることで、コスパの良い強力な集客チャネルとなるでしょう。
CVする見込みが高いキーワードが明確である
害虫駆除業者が狙えるキーワードはCV(害虫駆除依頼や予防相談)に近いキーワードが多いです。
なぜなら、害虫駆除は「これから起きることへの予防」よりも「今まさに、害虫によって被害を受けていて、すぐにでも何とかしたい」といった、今すぐにでも問題を解決したいユーザーの検索ニーズが多いと考えられます。
例えば、以下のようなものがあげられます。
- ゴキブリ 駆除 〇〇(地名)
- シロアリ 駆除 費用
- ハチの巣 撤去 費用
上記のように害虫駆除を求めているユーザーは「害虫被害に困っている」「すぐにでも対策したい」という検索ニーズが読み取れることから、実際に依頼やお問い合わせに繋がるキーワードが選定しやすいことがわかります。
また、害虫駆除業者のサイトにアクセスするユーザーは「害虫駆除×地名」「害虫駆除×シロアリ×地名」などで検索する割合が多いため、他サイトが狙えないようなコアなロングテールキーワードを狙うことも可能です。
SEO対策を行うことで、他の害虫駆除業者と差別化を計りましょう。
自社のホームページを最大限に活かして、Webからの集客数を上げることができます。
緊急性の高い問題である
害虫駆除業者を検索するユーザーは緊急性の高い問題を抱えている場合が多いです。
「家族に被害がでるのが心配」「家の劣化に影響しているのでは…」などの、すぐにでも解決したい悩みを抱えていて、お金を出してでもすぐに解決したいユーザーが多いからです。
他にも「家の中に害虫が出てくるかもしれない恐怖」「放置していたら害虫が増え続けてしまうかも…」「姿さえ見たくないから事前に予防したい」など、日々を生きていくなかで害虫に対するさまざまな悩みを抱えています。
害虫駆除業者を検索するユーザーは「すぐにでも害虫被害をなくしたい」という思いが強いため、検索結果上位に表示された業者に依頼する可能性が高いです。
検索結果の上位に自社サイトのコンテンツを表示させることで、集客数を上げることができるでしょう。
害虫駆除業者が行うべき5つのSEO施策
それでは具体的なSEO対策の始め方を以下の5点で説明します。
- 「害虫駆除×地名」で上位表示を目指す
- 専門分野×ロングテールキーワード戦略
- お問い合わせフォーム設置
- 駆除事例ページ・Q&Aページを用意する
- 店舗がある方はGoogleビジネスプロフィールに登録
それでは各項目の詳細を見ていきましょう。
まずは「対象となる害虫x駆除x地名」で上位表示を目指す
害虫駆除の依頼は緊急性が高く、早く来てほしいため出来る限り家から近い業者を探します。
いち早くユーザーに見てもらうために「害虫×駆除×地名」で自社サイトならではのキーワードを選定することが重要です。
ユーザーが検索した条件にあったサイトが上位表示されることで検索流入へと繋がる確率が各段にあがります。
「害虫×駆除×地名」で検索ボリュームを出した結果がこちらです。
- ゴキブリ 駆除 神戸 10~100(低)
- 相模原 シロアリ 駆除 10~100(低)
上記からわかる通り「対象となる害虫×駆除×地名」での競合性は低く、専門分野を追加でキーワードに入れることで競合性がさらに低くなっていることがわかります。
「害虫×駆除×地名」のロングテールキーワードを選定することで上位表示を狙いやすくなります。
「害虫×駆除×地名」でのキーワード選定は、ユーザーにとってすごく重要な情報になり得るため、キーワード選定の際は必ず考慮するようにしましょう。
専門分野×ロングテールKW戦略
害虫駆除専門サイトを運営していくうえで、ユーザーの悩みに答える記事(コンテンツ)を用意しておくことはとても重要なポイントです。
ユーザーが検索した時に、悩みを解消してくれそうな内容の記事が掲載されているホームページを見つけたら、そこからお申込みしてくれる確率は高くなるでしょう。
害虫駆除業者を検索するユーザーは「ゴキブリ」「ハチ」「シロアリ」などの様々な虫に対する悩みを抱えている方が多く、「害虫の種類×悩み×地名」などのロングテールキーワードを狙えば上位表示を狙いやすくなります。
例えば、「シロアリによる被害を調査してほしい」「シロアリがいた場合の駆除と対策が知りたい」などの検索ニーズに沿った記事を作成していきましょう。
主な対策キーワードはこちらです。
CVさせるキーワード群 | 流入させるキーワード群 |
シロアリ 駆除 対策 退治 地名 即効性 継続効果 | 羽蟻シロアリ 調査 一軒家対策 |
あくまでも、検索ボリュームの多いビッグキーワードではなく、検索ボリュームの少ないロングテールキーワードを狙って上位表示を目指しましょう。
害虫駆除業者の専門分野によってもキーワードの組み合わせが変わってくるので、自社の強みを活かしたキーワード選定を行う必要があります。
お問い合わせフォーム(CVページ)を設置する
害虫駆除業者が行うSEO対策として、ロングテールキーワードで流入ページ(検索から自社サイトに誘導するためのページ)を作成するだけでなく、お問い合わせフォーム(CVページ)を設置して出口設計を行うことが大切です。
出口設計をしっかりと行うことで、お問い合わせに繋がり新規顧客の獲得に繋がります。
具体的には、下記のようなページへ誘導するように出口設計をしていきましょう。
- 流入目的キーワード記事から、CVキーワード記事へ内部リンクで誘導する
- 駆除事例ページへ誘導
- ニーズに合わせた資料請求ページへ誘導
お問い合わせに繋がるようなロングテールキーワードを選定して、次のページに誘導することができれば出口設計は成功といえます。
検索流入からCVまでの設計がSEO対策するうえで、とても重要になるでしょう。
駆除事例ページ・Q&Aページを用意する
Googleがサイト評価をつける判断材料として重要視しているのが「E-A-T」です。
「E-A-T」とは、サイトの「専門性」「権威性」「信頼性」を表していて、自己紹介ページを作成することは「権威性」「信頼性」に当てはまってきます。
「誰が発信している情報」で、「発信している情報に責任をもつことができるのか」の判断材料として重要なのが著作情報です。
害虫駆除の実績がわからないコンテンツを作成していても信頼性が感じられずに、ユーザーは「本当に害虫駆除できるの?」と不安を抱きます。
緊急性の高い内容なので、少しでも不安や不信感を感じてらまわれると他の業者に流れてしまうでしょう。
また、コンテンツを閲覧したユーザーが気になることがあると開くのが「Q&Aページ」です。
「料金プラン」「駆除の流れ」「対策効果の持続期間」など、信頼できる業者かどうかを見極めてもらえることや、問い合わせが来た場合の質問を短縮できるメリットがあります。
さらに、「駆除事例ページ」を設置することで、実際に害虫駆除をしてもらった顧客の事例をユーザーが確認することができ、信頼性の向上に効果的です。
「すぐにでも効果がでないと困る」というユーザーの不安を、実際に害虫駆除してもらった顧客の事例を提示することで安心してもらえます。
「自己紹介」「Q&A」「相談事例」のページを作ることで、これから害虫駆除を依頼したいと考えているユーザーにとって安心感を与えるユーザーファーストなサイトになりますよ。
店舗がある方はGoogleビジネスプロフィールに登録
実店舗がある害虫駆除業者に活用してほしいのが「Googleビジネスプロフィール」。
Googleビジネスプロフィールとはユーザーが検索した「業種」「地名」「サービス内容」に適した内容の店舗をGoogleマップ表示とGoogleの検索結果として、お店で取り扱っている商品などを表示してくれるものです。
また、Googleビジネスプロフィールに登録することで口コミ機能が使用可能となり、実際に害虫駆除を依頼していただいた顧客からの率直な意見をもらえるので、良い評判を広めるには最適といえるでしょう。
ただし、逆に悪い口コミがついてしまうと簡単に消すことができないのもGoogleビジネスプロフィールの特徴。
もし、悪い口コミがついた場合は誠実に返信することを心がけましょう。
悪い口コミがつくリスクを考慮したうえでも、上記で説明した通り「害虫×駆除×地名」で検索をかけたときに検索エンジンに加え、Googleマップでも上位表示されれば集客率向上の効果は高いです。
店舗を構えている害虫駆除業者はGoogleビジネスプロフィールに登録して、少しでもユーザーの目に触れる機会を多く作っておきましょう。
SEO対策で重要なコンテンツ作成の手順
害虫駆除業者に必要なSEO施策の具体例がわかったところで、SEO対策するうえで重要なコンテンツの作成手順を説明していきます。
コンテンツ作成するうえで重要なポイントは以下の2点です。
- 選定したキーワードをテーマに記事(ブログ)を書く
- 記事の中で自社の害虫駆除サービスをPRする
上記の内容を理解したうえでコンテンツ作成を行うことで上位表示を狙うことができます。
ユーザーが求めている情報を適切に提供して、集客に繋げていきましょう。
キーワードの洗い出し
まずは、作成する記事をどのキーワードで表示させるか「キーワードの洗い出し」を行います。
この手順を軽視してしまうと、ユーザーが知りたい内容から脱線してしまい情報が得られない結果になってしまったり、記事の一貫性がなくなってしまう可能性もあります。
ユーザーが知りたい(解決したい)と思って検索したキーワードから連想される検索意図をしっかり汲み取った記事作成が大切です。
キーワードの洗い出しを具体的に説明すると「検索データの分析」「検索ボリュームの選定」をする必要があります。
分析・選定には以下のようなキーワードを洗い出すためのツールを活用すると便利です。
今回はGoogleキーワードプランナーで発見した「シロアリ 駆除 費用」で記事作成を想定して解説します。
Googleキーワードプランナーは「検索ボリューム」「キーワードの競合性」が確認出来るほかに、お宝キーワードが発掘できるGoogle公式の無料ツールです。
上記のように、検索窓に気になるキーワードを入力すると関連度の高いキーワードをキーワードプランナーが表示してくれます。
キーワードごとの「検索ボリューム」「競合性」が見られるので、参考にしながらキーワードを選定しましょう。
ラッコキーワードはサジェストキーワードという検索頻度の高いキーワードを教えてくれる無料ツールです。
「検索ボリューム」や「競合性」などは表示されないものの、ラッコキーワードでしか見つけられないようなキーワードを見つけることもできます。
気になるキーワードを検索すると、サジェストキーワードが表示されるだけではなく、競合サイトの見出しを抽出してくれる機能まで備え付けられています。
自身で記事を作成する際に、競合サイトの見出しを参考にして構成が組めるのでとても便利ですよ。
検索意図の深掘り
次に、洗い出したキーワードを検索したユーザーの検索意図の深掘りをしていきましょう。
- 抱えている悩み
- どのような欲求をもっているか
- どのような情報を求めているか
上記の3点をユーザー視点で深掘りしていくことで、CV(集客)に繋がる記事を作成できます。
例えば、「シロアリ 駆除 費用」で検索したユーザーの検索意図は、以下のような深掘りができます。
どんな悩みを持っている?
- シロアリの被害に困っている
- 対処法がわからなくて不安
- 駆除してもらいたいけど費用が不安
どんな欲求を持ってる?
- シロアリを駆除して安心したい
- 今後も発生しないように対策したい
どんな情報を求めている?
- 店舗情報(緊急性が高いのですぐに来てほしい)
- 明確な料金設定
- 駆除した際の効果
上記の内容をまとめると「シロアリの被害に困っていて駆除してほしいけど、費用面や効果が不安…実際に駆除してもらったあとの継続効果も知りたい!」というユーザーの奥底にある悩みが想定できます。
検索意図を深掘りしてターゲットを明確に絞り込むことがとても重要です。
ただし、いくらでも深掘りできてしまう検索意図をあまりにも深いところまで追及するのはおすすめできません。
深掘りしすぎることで、ターゲットが絞り込まれ過ぎてアクセスが集められなくなってしまうので適度な抽象度を持たせながら進めていきましょう。
記事構成の作成
次に、洗い出したキーワードと深掘りした検索意図をもとに記事構成を行います。
- ユーザーが持つ欲求
- ユーザーの悩みを解決するための方法
- ユーザーが求める情報提供
上記の内容に沿って記事の見出しを作成しましょう。
それでは、記事構成の具体的な例を紹介します。
タイトル:【シロアリ駆除】具体的な費用相場は?後悔しないための5つのポイント!
ターゲット:「シロアリ 駆除 費用」
見出し(必要に応じて中見出し・小見出し)
- シロアリ駆除の費用相場は?
- 必見!安くシロアリ駆除を頼む方法
- 安さだけで選ぶと結果的に費用や再発リスクが高くなる?
- 後悔しないために押さえておきたい、業者選び5つのポイント
上記のように「タイトル」「ターゲット」「ターゲットにささる見出し作成」を意識することで、最後まで読んでもらえる記事を作り上げることが可能です。
ターゲットの興味を引く記事構成を作成することで記事の中身が際立ってくるので、ぜひ参考にしてくださいね。
記事作成
「キーワード選定」「検索意図の深掘り」「記事構成の作成方法」がわかったところで「自社の害虫駆除サービスをPR」していきましょう。
例えば「シロアリ駆除は当社にお任せ!〇〇年の実績と安心の費用で~」など、シロアリに特化した内容を執筆することで「あなたが探しているのは当社です!」とPRできます。
ユーザーが求めている「シロアリを駆除したいけど費用面が心配…」などの不安に刺さるような文章を入れることが重要です。
また、複数の害虫駆除サービスを行っているのであれば、記事内に「その他害虫駆除も承っています」と内部リンクを設置して他記事に誘導させることもCVに繋げる大切なポイントとなります。
害虫駆除を検索するユーザーは、すぐにでも害虫を駆除してほしいことが想定されるため緊急性が高いです。
ユーザーが害虫駆除に対して知りたい情報を簡潔に提供することを意識することが顧客獲得への大きな1歩となるでしょう。
さいごに
「今すぐに害虫駆除してほしい!」という、緊急性の高いユーザーが検索することが想定される害虫駆除業者のホームページですが、SEO対策をしないと上位表示されずに競合サイトに顧客が流れてしまいます。
SEO対策の重要性は日々高まっていて、害虫駆除業者にとってホームぺージ集客は欠かせません。
今回ご紹介した施策を取り入れて、ユーザーが求めている情報をどこよりも早く提供できるように上位表示を目指して集客していきましょう。
なお、当メディアでは集客できる害虫駆除業者のサイト制作、SEO対策についてサポートを行っております。
「記事を読むだけじゃいまいちわからない…」という方は、お気軽にお問い合わせくださいね。