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GoogleプロダクトレビューアップデートによるSEOへの影響は!?

2022.07.21
SEO
この記事でわかること

✔ Googleプロダクトレビューアップデートの概要

✔ Googleプロダクトレビューアップデートへの対策

Googleプロダクトレビューアップデートとは、何かご存知ですか?

実は、日本語ではまだ展開されておらず、英語圏でのみ適用されているアップデートです。

英語圏では

・2021年4月8日

・2021年12月1日

・2022年3月23日

に更新されています。

また、Google検索セントラルのガイドラインでも下記内容がまとめられています。

Google の商品レビューに関するアップデートについてクリエイターが知っておくべきこと

日本語で展開されるのも時間の問題であるため、先回りして知っておきましょう。

Googleプロダクトレビューアップデートを先に知っておくことで、日本語展開したときにしっかりと対策が可能です。

本記事では、Googleプロダクトレビューアップデートについて詳しく解説します。

今すぐには必要ありませんが、来る日のためにしっかり確認しておきましょう。

Googleプロダクトレビューアップデートとは!?

Googleプロダクトレビューアップデートとは、商品レビューに関するGoogleの検索エンジンのランキングシステムの改善のことです。

2021年4月8日にGoogleの公式が発表したものは、以下のように記されています。

Google 検索は、テスト、検証、審査プロセスを通じて、できる限り便利で役立つ情報を表示するよう常に努めています。それにより、ユーザーから高く評価されるのは、多数の商品をまとめただけの質の低いコンテンツではなく、詳細な調査結果を示した商品レビューであることがわかっています。

そこで、そうしたコンテンツが高く評価されるように設計された、ランキング システムの改善(「商品レビューに関するアップデート」と呼んでいます)についてお知らせいたします。

https://developers.google.com/search/blog/2021/04/product-reviews-update?hl=ja

2022年5月時点では、英語圏のみのレビューに関する記事が対象です。

そのため、日本語サイトへの影響はまだないと考えられています。

しかし、Googleアルゴリズムの方向性が理解できるため、しっかりとGoogleプロダクトレビューアップデートのポイントを押さえていきましょう。

Googleプロダクトレビューアップデートへの対策

Googleプロダクトレビューアップデートへの対策は、以下の9つです。

  • 必要に応じて、商品に関する専門知識を伝える
  • メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介
  • 商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供している
  • 競合商品との差別化要因について説明している
  • 比較対象となる商品を示している・特定の用途や状況にどの商品が最適か説明している。
  • 調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べている
  • 以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供している
  • 商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしている
  • メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示している

それぞれ詳しい対策を解説していきますので、みていきましょう。

必要に応じて、商品に関する専門知識を伝えているか

レビューに関するコンテンツには、必要に応じて専門知識を伝える必要があります。

商品がどのような効果があるのかだけではなく、専門の知識を持った方のレビューが必要ですが、常に必要ではなく、一部の商品で専門家の説明が必要な商品のみ求められます。

例えば、化粧水のレビュー記事に皮膚科の医者やエステシャンのプロがレビューを行うことです。

どの商品で、専門家の観点からのレビューが必要であるかは、明らかではありません。

しかし、YMYLの専門性の考え方を参考にするのが良いでしょう。

メーカーが提供する情報以外の独自のコンテンツで、商品の見た目や使い方を紹介しているか

メーカーも商品のレビューを提供してきていますが、メーカーの立場では言えないことや書けないことがでてきます。

プロダクトレビューコンテンツには、販売メーカーが書けない独自コンテンツが必要です。

例えば、メーカーが提供している情報には、表面上の効果しか書かれていませんが、実際に第三者が数ヶ月試してみた結果をレビューすることです。

メーカーが出せない情報を、独自に調査してレビューすることで、Googleプロダクトレビューアップデートの対策ができます。

商品に求められる各種の性能がどの程度達成されているかについて、定量的測定を提供しているか

メーカーの情報だけを提供するのではなく、ユーザーが求める商品の性能についても独自の方法で調査していると検索エンジンの評価が上がります。

あなたの感覚的な評価ではなく、各種性能のデータが誰でもわかるのが大切です。

例えば、果物のレビューサイトだとすると甘さの濃度を調べてまとめておくことが必要です。

しかし、すべての商品においてデータが必要ではないため、客観的にみて必要であれば独自に調査したデータをコンテンツにいれましょう。

競合商品との差別化要因について説明しているか

競合商品と差別化を具体的にレビューすることで、Googleプロダクトレビューアップデートの対策につながります。

メーカーサイトだと、競合商品を名指して違いを公表できませんが、レビューサイトであれば、競合商品を名指しで比較が可能です。

Googleプロダクトレビューアップデートが日本語展開されたら、商品の比較コンテンツの検索ランキングにも影響がでます。

比較対象となる商品を示しているか、または、特定の用途や状況にどの商品が最適か説明しているか

商品を紹介するだけではなく、競合の商品を示しているのが重要です。

基本的に、商品を購入する方は競合の商品と比べて1番良いものを購入します。

そのため、以下の内容でそれぞれ商品をまとめると良いです。

  • 誰に向けているか
  • 他の商品は
  • 競合商品と比べたときのメリット
  • おすすめの用途・状況

上記の内容をユーザーに丁寧にレビューしているサイトが、Googleプロダクトレビューアップデートの良い影響を受けます。

調査に基づいて、特定の商品のメリットやデメリットについて述べているか

レビューサイトで大切なのは、しっかりと調査を行った上でのメリットやデメリットが述べられているかです。

商品のメリットは、メーカーが商品紹介と一緒に出していることがほとんどですが、実際に使った方のレビューではありません。

また、メリットの裏にはデメリットがあると推測されますが、ただの推測されたデメリットではなく、調査に基づいたデメリットがレビューされていることが大切です。

以前のモデルやリリースから商品がどのように改善され、問題点が解消されたかなど、ユーザーの購入決定に役立つ情報を提供しているか

商品レビューでは、競合他社だけではなく、以前のモデルとの比較があることがユーザーの購入へつながります。

例えば、旧モデルよりも何が良いのかや安価な旧モデルよりも新モデルを購入するメリットなどです。

すべての方が最新だからといって商品を購入するわけではありません。

ときには、最新の商品よりも旧モデルが優れていることを紹介する必要もあります。

競合商品の比較に加え、同じ会社の旧モデルを比較している見出しを含むのがおすすめです。

商品が属するカテゴリの主な意思決定要因と、その分野での当該商品の性能を明らかにしているか

ユーザーが商品に求めているものを明確にすることが大切です。

明確にしていなければ、ユーザーが商品を購入する決定要因につながりません。

ユーザーが何を求めて購入を決定するのかを判断して、求めていることについてレビューしましょう。

メーカーからの情報以外に、商品の設計と、それがユーザーに与える影響に基づいて、重要な選択肢を示しているか

ユーザーは、メーカーからの情報が不十分である場合に、口コミや評判を調べます。

そのため、メーカーの提供している情報以外に、記載している情報が大切です。

しかし、どんな情報でも記載していいわけではなく、ユーザーに与える影響に基づいて選択する必要があります。

SEOへの影響は!?

以下のような、レビュー掲載サイトはSEOの影響を大きく受けます。

  • 比較サイト
  • ランキングサイト
  • まとめサイト

上記サイト形式でSEO運用している場合であると、注意が必要です。

Googleプロダクトレビューアップデートは、まだ英語圏でしか重要とされていませんが、日本語展開されるのは目前だといえます。

今のうちからGoogleアルゴリズムの方向性を理解しておけば、Googleプロダクトレビューアップデートが日本語展開された場合に慌てません。

さいごに

Googleプロダクトレビューアップデートは、2022年5月時点では英語圏のみでしか展開されていませんが、日本語展開されるのも間近です。

Googleアルゴリズムの方向を理解して、来るときに備えて対策しておきましょう。

レビューサイトを運営している方は、本記事を参考にして記事を作成しましょう。

水谷

この記事を書いた人

水谷
ディレクター

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